何か習慣を身に付けたいと思っても、一歩踏み出すのはなかなか難しいようです。というのも、一度始めて止めてしまったらかっこ悪いし、既に出来上がっている生活スタイルを変えるのは精神的にハードルを感じてしまうからです。
そこで今回は習慣を身につけることが、いつもベストパフォーマンスを保っていたいビジネスマンなら今注目のメンタルヘルスに与える好影響を3つ紹介します。メリットがわかれば、一歩踏み出す気力が湧いてきますよね。
1. 習慣は精神を安定させる
人間は変化を嫌う生き物
変化は刺激的で好きだと思い込んでいる人は世の中にけっこういます。しかし実はそれは精神にとってはストレスなのです。なぜなら、変化は予測不可能な事態を生むので、そのために不安が生まれてくるきっかけになるからです。
変化が刺激的だと思っている人は、達成感が生む脳内物質で、不安感を打ち消しているだけなのです。本当に困難な変化にぶち当たった時、精神的に崩れてしまう恐れがあります。
そのため、習慣を身に着けておくことで、どんな状態になったとしても、その習慣を行うことで、脳に
「いつも通りの日常だ」
という風に思い込ませることができるのです。
習慣で生活リズムをつくろう
うつ病の原因のひとつは生活リズムの乱れです。これも変化がストレスとなって、それが積み重なり、うつ病を引き起こすのです。
たとえば、毎朝6時に散歩をするという風な生活リズムをつくっておけば、目覚まし時計をかけなくても6時に目覚めるような体質に変えることができます。また、その習慣のために、無駄な夜更かしをすることがなくなります。
2. 自分に自信をもてる
継続することは自分に打ち勝つ経験
何かを継続することは、実は結構辛いことです。先程、毎朝6時に散歩をする、と書きましが、これだけでも結構しんどいことです。例えば、雨の日や寒い日には散歩をするのが億劫になります。また忙しい時には家でゆっくりしたいと甘え心が起きるかもしれません。
そのため、習慣を継続することは、自分の弱い心に打ち勝つ経験だということができます。自分に勝つということはなかなか得難い経験です。そのため、自信を培うことに役立つのです。
人とは違う何かをもてる
何かを継続している人というのはそうそういません。そのため、例えば、
「自分は毎日30分の読書をしている」
という習慣だったとしても、人よりも知識がその分多いという自信をもつことができます。人とは違う何かをもっているということは、自信をもつためのきっかけになります。
3. 人に褒められる
自己紹介につかえる
自己紹介が苦手だという人は結構多いのではないでしょうか。習慣をもっていると、自己紹介の時に、習慣を趣味として言うことができます。
そのときに
「毎日」
とつけると、意外なほど人に
「すごいね」
と言われます。このように他人からの評価を受けることは、自信をつけるうえで大きな効果があるのです。
粘り強い人は信頼される
習慣を持っている人は、困難にもめげずに継続することができる粘り強い人だと思われます。例えば、すぐに止めてしまうような人は、仕事を任せられませよね?あなたが習慣をもっていることを周りにアピールしておけば、多くの人のなかから選ばれて仕事を任せられるという経験につながります。多くの人のなかで特別な存在だと実感できることは自信につながります。
うつ病予防の基本から入り、「自信」というメンタルヘルスを保つうえで重要な要素を培うことに、習慣が効果的なことを紹介しました。「自信」がなくなると、ネガティブな思考に陥り、メンタルヘルスを崩してしまいがちです。習慣を身につけ、根拠のある揺るがない自信を身につけていきましょう。
人が面倒くさがるようなことを習慣にできたらそれはものすごい強みになると思うよ!