寒さも増して、外も、家のなかも乾燥している・・・
そう、風邪を引きやすい季節になりましたね。
でも、この時期は忙しいし、せっかくのお正月休みを寝込んでた・・・なんて、冗談にもなりません。
市販の風邪薬を飲んでもいいけれど、まだ引いていないのに、むやみに飲むのも気が引けます。
そんな時に、おすすめしたいのが、
アロマオイル
なんです。
最近は、デパートや、ちょっと大きめなショッピングセンター、ドラッグストアなんかにも、置いてありますよね。
女性だけでなく、男性も気軽に買えるし、香りもいいので、気持ちのリフレッシュにもなるし。おすすめのアイテムなんですよ。
さて、数あるアロマオイルのなかで、この時期、風邪や、喉のケアにぜひ、おすすめしたいのが、
ユーカリのオイル
このオイル、匂いは、メントール系で、す~っと鼻や喉が通る感じ。
そして、実は、万能薬とも言える効能があるんです。
さぁ、「ユーカリオイル」について、ご紹介していきますね。
ユーカリについて
さて、ユーカリオイルの原料、ユーカリについてお話ししましょう。
ユーカリって言ったら、コアラの食べるものだよね?という認識の方がほとんどだと思いますが、そのユーカリの分布地域からご説明しますね。
ユーカリの木は、オーストラリア南東部や南西部、タスマニア島におもに分布しています。
ユーカリは、実は
500もの種類
があり、変種も含めると800から1000もの種類があるんだそうです。
成長がとても早くて、材木としても注目されています。
大きな種類だと70メートルを超える高さになるものから、小さな種は、5メートル程で枝分かれするものまで、さまざまな種類があるんです。
そして、コアラはユーカリの葉を食べますが、実は、もともとユーカリはかなり刺激のある植物なんです。
この植物は、どんな動物でも食べられるわけでないんですね。
ある意味、毒性もとても強い植物なんです。
しかしながら、それだけ作用も強く、古くから薬としての効能のある植物として珍重されてきたんです。
それこそ、
木が立ってるだけで、周辺の空気が浄化されて伝染病が流行しない
と言われたこともあるほどだったんです。
ユーカリの葉から取れる精油は、
- 殺菌作用
- 抗炎症作用
- 鎮痛・鎮静作用
があるとされています。
古くからこの効能は知られており、オーストラリア先住民族(アボリジニ)は傷を癒したり、あらゆる万能の薬として葉を利用していました。
ユーカリに含まれる精油成分をご紹介しますね。
シトロネラール、シネオール、ピネンが含まれ、民間薬などで利用されています。
殺菌作用や解毒作用、また鎮痛作用により、筋肉痛、打撲の痛みを和らげる効果もあります。
さらに、その香りから頭を明晰にして、集中力を高めると言われ、花粉症の緩和にも効果があると言われています。
ユーカリの木についての説明をもう少し。
ユーカリは、根を非常に深くまで伸ばして地下水を引き寄せる力が強いのも特長です。
そのため成長が早く、インド北部のパンジャーブ地方の砂漠化した地域の緑化に使われて成功した例もあるんです。
それこそ旱魃(カンバツ)に苦しんでいた地方が5年程で甦ったなんて話もあるくらいですよ。
ただ、その一方で東南アジアで熱帯林を伐採した跡に、安直に手っ取り早い緑化樹として植林されて、逆に本来の生態系の回復を阻害してしまったというお話もあります。
コアラとユーカリ
コアラがユーカリを食べるのは、有名ですよね。
でも、コアラは非常に美食家で、ユーカリの新芽しか食べないのだそうです。
しかもコアラが食べるユーカリの種類は限られていて、ユーカリなら何でも食べるというわけではないんです。
数百種以上あるユーカリのうち、コアラが食べるのは、数十種の葉なんだそうですよ。
しかも、コアラの住むオーストラリアは、森の木の4分の3がユーカリと言われているのですが、近年そのユーカリが紙の原料になるということに着目され、製紙パルプ用のチップ生産に使用され、ユーカリの森林破壊が進んでいます。
そのために、コアラの生息環境が脅かされ、危機に直面していると言われています。
ユーカリオイルの使い方
その1
ユーカリオイルをアロマランプ、オイルバーナー、芳香加湿器などを使って1日中、室内に漂わせておくと、その殺菌作用が空間を浄化してくれます。
人の多いオフィスや、教室はとくにおすすめですね。
その2
お部屋のよく自分のいる場所に、ティッシュに数滴たらして、置いておくのもおすすめです。
ユーカリは揮発性も強くて、それだけで、充分にお部屋に行き渡ります。
その3
お風呂に3~4滴おとし、よくかき混ぜてから入る。
適度な湿度と、ユーカリオイルの成分が
- 痛めた喉や
- 鼻づまり
- 呼吸をラクにしてくれます。
その4
マグカップなどにお湯を入れて、ユーカリオイルを1滴おとし、3~5分、湯気を吸い込みます。
1日何回か繰り返すのが効果的です。
風邪を引いたときなどは数時間ごとに繰り返してください。
これは、入浴中にするのが手軽ですよね。
アレルギーや、喘息の方は、そばに誰か人がいるときにまず、試してくださいね。
最初は30秒ほどためして、発作がなければ、数時間おいてから再度、と、少しずつ時間をのばして慣れていってください。
その5
まくらやふとんのえりにオイルを4~5滴おとして寝たり、直接、布につけるのが抵抗のある方は、ティッシュに垂らして、枕元に置いて眠ってください。
また、マスクの外側に2滴つけるのも効果的ですよ。
これによって翌朝、せきやのどの痛みなどの症状が緩和されます。
その6
風邪をこじらせてしまったときは、ユーカリオイルをホホバオイルのような天然植物油で薄めて、喉元から胸全体へよくすり込んでください。
とても、呼吸がラクになりますよ。
ただ、高血圧の人は使わないようにしてくださいね。
このオイルで薄めて塗布する方法は、筋肉の炎症を鎮めるため筋肉痛などへの効果も期待できます。
スポーツ後のマッサージやシップに使ってもいいですね。
ユーカリオイルは、頭をすっきりさせたり、集中力をアップさせてくれますし、精神的に不安定になったとき、気持ちの乱れ、感情の乱れを鎮めてくれる効能があるんです。
風邪予防だけでなく、仕事の効率もあげてくれるなんて、なんだか、いたれりつくせりの
万能薬
ですよね♪
ユーカリオイルの注意点
実はこの、ユーカリオイル、非常に燃えやすい性質を持っています。
まさに、ガソリン並みに発火しやすいんです。
オーストラリアのユーカリの森の火事は、自然発火が原因であることが多いのだそうです。
それくらい、
燃えやすい!
なので、ユーカリオイルを使うときは、とくに、ルームスプレーでお部屋に散布する場合など、火の気のあるところに向けて、散布したりしないように、気をつけてくださいね。
いかがでしょうか。
すっきりさわやか、メントール系の香りですし、男女問わず、使いやすいアロマだと思います。気分転換にもよいし、殺菌、抗菌作用もある!
実際、このアロマを愛用しだしてから、大きな風邪をひかなくなった・・・なんて話も、少なくないんですよ。
花粉症にも、効果が期待できるようです。
私も、お気に入りで、パソコン脇に、いつも常備しています。
ぜひぜひ、この冬はちょっとお試しに、ユーカリオイルを手に取ってみてはいかがでしょうか。
まさケロンも、広報の仕事に行き詰まった時に使ってみよかなぁ~
そんで、バリバリ働くでぇ~