「物忘れ」の症状は他人事ではありません。現在の日本は、高齢化社会になっています。あなたもいずれ高齢者です。
総務省の調べによると、平成23年9月の時点で、日本総人口の23.3%が65歳以上の方であるそうです。
そして、85歳以上の3、4人に一人は認知症だと言われています。
物忘れ外来とは
物忘れの原因が、老化であるか、もしくは認知症なのかを診断してもらえるところです。
そして、適切な処置や手術によって、病気を治療したり、進行を遅らすこともできます。
『物忘れ外来』では、患者さんのご家族の相談も受けており、
施設への入居や、介護保険のアドバイスなども行っているのです。
物忘れ外来で病状を確認!
『物忘れ外来』といっても、診察するのは、精神科、脳神経外科、老年科などの先生で、
認知症の専門医です。
患者さんやご家族の抵抗感を少しでも小さくするために『物忘れ外来』と名前にしています。
最初の問診では、
- 「治療中の病気はあるか?(病名も)」
- 「以前に病気にかかったことがあるか?(病名とかかった時期も)」
などを聞かれます。そして、診断をすることにより以下のような原因を探っていきます。
- 薬や病気(一時的なもの)
- 心の病気(うつ病など)
- 老化症状
- 認知症上
このような原因を探るために4つの検査をおこないます。
血液検査
生活習慣病かまたは、体調不良による一時的な物忘れなのかを調べる検査です
画像検査
脳腫瘍や血腫などがないか、脳が縮んでないか、などを調べる検査です
生理的検査
脳波を調べることにより、詳しい原因を調べる検査です
神経心理学検査
一時間ほど口頭での質問や、文字や図形などを書いてもらう検査
こういった検査を受けることにより、物忘れの原因が何なのかを調べ、治療してもらうことができます。
診察に行くには
最近は、多くの病院で『物忘れ外来』を見かけるようになりました。
診察には、予約をとってから行ってください。そして、なるべく家族の方と一緒に病院へ行ってください。もし認知症だったとしたら、治療には家族とのチームワークが必要不可欠です。
『物忘れ外来』を探しているのであればこのサイトで探してみてはいかがでしょうか。
認知症は早期発見が重要なのです。「おかしいな?」と思ったらすぐに『物忘れ外来』へ行きましょう。
「物忘れ外来」か。なんや親しみやすい名前やな!
人間は、年をとると物忘れがひどくなるもんやから早めに病院で見てもらったほうがええかもしれへんな