増加する煙草による死者
喫煙者が増加
禁煙すると抗うつ剤を使用したのと同じぐらいの精神的な安定を得ることが出来る、という研究発表が英国の医学誌
ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル
に掲載されました。
世界的に禁煙が標準化されつつありますが、全体的に見ると喫煙者は増加傾向にあることをご存知でしたか?
禁煙率の低下している国もありますが、世界的には人口の増加などの要因で喫煙者の数は1980年と比較すると増加しているそうです。
煙草による死者、増加の傾向
WHO(世界保健機構)の統計によると毎年600万人が喫煙が原因で死亡しており、このまま推移すると2030年にはその数が800万人に達するというのです。
死者の約80%は、小、中所得国の人たちだといいます。
タバコでリラックスできる、は通説
結局はニコチン依存
今回の発表ではタバコをやめてニコチン中毒から開放されれば精神状態が改善すると報告されています。
タバコを吸うということはニコチン依存に陥っているということなのです。
リラックスは一時的なもの
喫煙者のほとんどは
といいますがこれは通説に過ぎません。
ニコチンには安定作用があるために喫煙直後はたしかに心が安定しますが、これは一時的なもの。
すぐに元の不安定な精神状態に戻ってしまうのです。
さらにいえばニコチン依存のために喫煙者は1日の大半を不安定な精神状態のままで過ごしているといえるのです。
心が前向きになる
効果はうつ病治療と同等かそれ以上
今回の発表では禁煙した場合、うつ病治療者が抗うつ剤を服用したときに得られる精神的な安定感と同様か、それ以上の安定感が得られるとされています。
禁煙に成功した人たちは、楽観的になり心が前向きになったと語っているそうです。
値上がりもすることだし
自他共に認めるヘビースモーカーである筆者にとって、このニュースは衝撃的です。
禁煙のメリットが科学的に、そして具体的に提示されたのです。
改めてタバコを吸うという行為に対して考えさせられました。
自分は絶対に禁煙できないだろうと考えていたのですが、改めたほうが良さそうだという気になってきました。
そういえば4月の消費税率引き上げに伴い、一部のタバコが値上がりしますよね。
これは禁煙を始める良いタイミングになりそうです。
タバコはホンマに体に悪いからやめたほうがええで!
やめれそうにないんやったら病院に行くのをおすすめするわ