歴史的なベストセラーがなぜ
相次ぐ被害
東京都内の公立図書館に所蔵されている「アンネの日記」とその関連本が破られるという被害が相次いでいます。
これまでに判明した限りでは杉並区、中野区、練馬区、新宿区、豊島区の5区と西東京市、東久留米市の2市で合わせて約300冊が被害に遭いました。
いずれも一部のページがちぎり取られていたとのことです。
貸し出した本は返却時に状態を確認するようになっているため、館内で閲覧中に破られた可能性が高いようです。
これを受けて関連本を開架に置かずに、書庫に保管する措置がとられています。
歴史的なベストセラー
「アンネの日記」といえば説明する必要がないほどの
ベストセラー
児童向けの本も出版されているため子供の頃に読んだことがある人も多いのではないでしょうか。
ナチスドイツの迫害から逃れて暮らすアンネ・フランクとその一家の目を通して当時の様子を綴った日記形式の著作であり、過去の過ちを繰り返さないためにも未来に引き継がなければならない重要な遺産です。
ユダヤ系団体も声明を発表
偏見と憎悪に満ちた犯行
米国に本部を置くユダヤ系人権団体
サイモン・ウィーゼンタール・センター
は日本の当局に対し加害者を特定し対処するよう声明を発表しました。
声明は「アンネの日記」の歴史的意義を改めて説明したうえで、偏見と憎悪に満ちた行為であり、ホロコーストの記憶を侮辱する組織的な計画であると避難しています。
背景はまったく予想しかねる
一方、菅官房長官は記者会見で、
と語りました。
一体誰が何のために
イタズラにしては悪質過ぎる
一体誰が何の目的でこんなことをしたのでしょうか?
単なるイタズラにしては悪質すぎます。
また都内の広範囲で行われていることから複数の犯行の可能性も有ります。
「アンネの日記」をターゲットにしているということは犯人には何かの主張があり、それを伝えるために犯行に及んでいるとも考えられます。
しかしこれらは全て筆者の憶測です。
単なるイタズラの可能性もないわけではありません。
特に主義主張もなく、仮に逮捕されたとして
という動機かもしれません。
歴史的な遺産を破壊するような行為
今回の事件は歴史的な建造物を破壊するのと同じぐらい悪質です。
器物破損となるのでしょうが、、それ以上の影響を与えてしまっています。
「アンネの日記」は単なる有名な本ではないのですから。
一刻も早く事件が解決することを祈ります。
ホンマ、酷いことするな・・・
自分のやったことが多くの人を傷つける事をちゃんと理解するべきやね!