1980年から始まり、今ではすっかり日本社会に定着してきた
ホワイトデー
「バレンタインデーのお返しにキャンデーを贈る日」として、飴屋さんの組織が大々的にキャンペーンしたところから始まったイベントですが、今ではキャンデーに拘らず「お返しの日」として広まっています。
最初から完全に商業宣伝とセットで作られてきた習慣です。
飴屋メーカーだけでなく、いろいろな業界が売り込みを頑張ってきたせいか、どんな贈り物をする日なのか?
の思い込みが、案外統一されていない日になっています。
え、ホワイトデーの定番て、〇〇〇じゃないんですか?
「もともとはキャンデーの日」ってわけでもないです
バブルが一気に高まる直前の70年代、「義理チョコ」という言葉と習慣が生れました。
最初は義理チョコ自体が
のような感じで始まりました。
が、それを見た菓子業界がこぞってバレンタインのお返しを、と販売促進活動を始めました。
クッキーメーカーはクッキーを奨励し、マシュマロメーカーはマシュマロを奨励し・・・
たまたま飴屋業界がホワイトデーを作ったので、キャンデーを贈るが本来だと思ってる人もいますが、ビスケット業界が2月28日をビスケットの日に定めて
と宣伝したほうが、実は先でした。
最近、バレンタインデー自体が恋愛絡みの男女間イベントではなく、義理チョコのみならず、友チョコだの逆チョコだの、いったい何をする日なのか?
カオスな状態になってきています。
そして、ホワイトデーの解釈やタブー論も世代や性別の違いどころか、個々の女性によって、正反対の論を言い切る人がたくさん存在しています。
何をどう贈るのがいいのかいけないのか、実は定義も定番も定めようがないくらいアンニュイなイベントなのかもしれません。
自信満々に語られる、様々な諸説がいっぱい
みんなのオモシロ思い込み例
ネットのネタを拾っていくと、いろんなホワイトデー指南がありました。
などなど、いろいろ見つかりました。
皆さん、なかなかイマジネーションがすごいですね。
いずれもあげる男性ともらう女性が同じように考えているという偶然がないと、せっかくの配慮が理解されなかったり、裏目に出ることもありそうです。
「告白チョコにお菓子で答える」説は実践しないように
よく見る話題のひとつに
お菓子により意味が決まっている説
があります。
これは、告白チョコに対しての答えをお菓子に込めてお返しするものらしいです。
キャンディーは私も好き
クッキーは友だちでいよう
マシュマロは嫌い
らしいですが・・・。
基本、告白チョコの場合、ホワイトデーまで返事を引き延ばすこと自体がありえません。
お菓子などなくていいですから、できるだけ迅速に回答してあげてください。
それにしても、義理チョコのあげ方について女性本人をあからさまに批評する男性のコメントはあまりないのに、ホワイトデーのだめ出しする女性のなんと多いことか・・・。
義理チョコも恋人へのお返しも、結局は相手の女性の考え方次第で、気に入ってもらえるホワイトデーのあり方が違うようです。
男性の皆さん、あまりハウツー記事に振り回されず、目の前のニーズにうまく対処できることをお祈りしております。
ホワイトデーって結構曖昧なイベントやってんなぁ~
それに、お菓子に意味があったなんて知らんかった・・・