航空機メーカーがスマホを開発
政府機関向けモデル
米国のボーイング社がスマホを発表しました。
その名もBlack
名前の通り黒一色で統一されており、一見するとビジネス向けモデルのように見えます。
それもそのはず、「Black」は政府機関向けに開発されたモデルなのです。
そう言われて改めて外観をチェックすると、実用本位なデザインに徹しています。
いかにも政府の支給品といったイメージです。
媚びる必要もなく至ってシンプルなデザインです。
外観はシンプルでも
外観がここまでシンプルだと、あまりスペックが高くないような印象を与えます。
「Black」について解説した海外サイトを翻訳したwebによると一般的なスマホと比較してスペックはそれほど低くないとのことでした。
4.3インチqHDディスプレイにデュアルコアの 1.2GHz ARM Cortex-A9 プロセッサを搭載しています。
スペックもさることながらこのスマホの最大の特徴はセキュリティにあります。
最大の特徴はセキュリティ
OSはAndroid
詳しい人ならセキュリティを売りにしているのになぜAndroidを採用したのか疑問に思うかもしれません。
Androidは世界で最も危険なOSと言われています。
脆弱性よりも世界中のハッカーたちのターゲットとされているからなのですが、ボーイング側は改良を加えた「セキュリティー強化版」としています。
詳細ははっきりと分かりません。ボーイングの発表ではハードウエアでのセキュリティも施されており、徹底したセキュリティ対策がなされているようです。
また、不正開封防止のため、エポキシ樹脂とネジで完全に密閉されています。
まるでスパイ映画
分解しようとすると
最大の特徴が
自己破壊機能
です。
映画やテレビドラマのように爆発するようなことはありませんが、分解を試みると内部の部品が破壊され、同時にデータ、ソフトウエアも破壊されます。
「Black」を不正に入手した第三者にデータが盗まれることができなくなっているのです。
このあたりはさすが政府機関用として開発されただけのことはありますね。
もちろん具体的にどのような方法で自己破壊を行うのかは明らかにされていません。
それにしても徹底したセキュリティ対策ですね。
一般ユーザーは購入不可
「Black」は軍関係者や政府機関向けのスマホであって一般発売はされません。
オバマ米大統領も将来は「Black」を持つことになるのでしょうね。
でもこの高度なセキュリティ対策は一般人にも魅力的ではないでしょうか。
今後のスマホの方向性を示唆する
スマホがこれだけ普及すると、機能や特徴などが出尽くした感が否めません。
「Black」の徹底したセキュリティ対策は今後のスマホのトレンドとなるかもしれません。
自己破壊能力を持ったスマホってすごいな!
まさに、スパイ映画で出てきそうなスマートフォンやなぁ~