先進技術実証機
日本の航空自衛隊の主力戦闘機F-2に代わる次世代戦闘機のプロトタイプ、先進技術戦闘機について2014年内の初飛行を計画していることが明らかにされました。
小野寺防衛相が10日の参議院外交防衛委員会で明言しました。
このプロトタイプは強化された機動性とステルス性を重視した設計になっています。
いわゆるステルス戦闘機という位置づけです。
心神
という仮称で知られているこのプロトタイプは三菱重工と防衛省が主体となり開発されています。
初飛行は今年ぎりぎり
三菱重工の話によるともともとは5月のゴールデンウィーク明けにマスコミにロールアウト(お披露目)する予定でしたが、計画が数ヶ月遅れているそうで、初飛行は年内ぎりぎりになるだろうということです。
平成の零戦
零戦の遺伝子を受け継いでいる
心神は平成の零戦ともいうべき機体です。
映画や小説などで零戦を扱った作品がヒットしていますが、実は「心神」は三菱重工名古屋航空宇宙システム研究所(旧・名古屋航空機製作所)で製作されています。
名古屋航空機製作所といえば零戦が製作された場所なのです。
まさに零戦の遺伝子を受け継いだ戦闘機といえるでしょう。
仮称である「心神」とは富士山のことを表している言葉だという説があります。まさに「心神」は日本の魂を反映した戦闘機なのです。
戦闘機よりも…
「心神」には試作費用だけで
392億円
もの予算が計上されているといわれています。
筆者は個人的には、それだけのお金があれば他に使うことが出来るのではないかと思ってしまいます。
たとえば東北大震災でいまも生活に困っている人たちが大勢います。
その被災者の救済に充てることは出来なかったのでしょうか。
あまり政治的なことを述べたくないので、あくまでも筆者の私見ととらえていただきたいのですが、筆者は日本に軍備は必要ないと思います。
日本は憲法で戦争を放棄しています。
自衛隊は建前では軍隊ではないといわれていますが、どう考えても実体は軍隊です。
ステルス戦闘機を主力戦闘機に採用するということは軍備を強化することに他なりません。
「心神」の試験飛行が終わり正式に配備されたらアジア諸国の非難を受けることは目に見えています。
極端な意見ですが自衛隊は国際救助隊と名を変えて、世界中の災害派遣に出動する組織になればいいのではないでしょうか?
とはいえ外国から侵略を受けた場合はどうすればいいのか、という疑問が残ります。難しい問題です。
日本の技術を世界に見せる良え機会やとは思うけど・・・
もっと他にお金を使うべきやと思うわぁ~