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フルーツを作成できる3Dプリンタを英企業が開発。可能性は無限大

Written by 言祝(kotoho)

3D Fruit Printer

フルーツを球体化して再構成

英国の企業

Dovetailed

がフルーツを作成できるプリンタを開発したそうです。

3D Fruit Printer

という名のこのプリンタ、フルーツをそのまま再現できるものではなく、様々なフルーツの味をした球形のゼリーのようなものを出力できるというもの。

3Dプリンタというよりも食品加工機械のようなイメージです。

本体から延びているチューブからイクラやタピオカのような球状のゼリーが出てくるといったものです。

材料にリンゴジュースを使えばリンゴ味のタピオカが、オレンジジュースを使えばオレンジ味のタピオカを作ることができるということです。

オリジナルフレーバーを作成可能

もちろん味の組み合わせは自由自在。

球状にするためにはカルシウム含有量が少ないものを原料に使うということが条件になるそうですが、リンゴジュースとイチゴジュースを組み合わせてオリジナルフレーバーの「球状のフルーツ」を作ることができます。

分子ガストロノミーという技術を利用し液体をゼラチン質の小さな粒に変換することで球状のフルーツを作ることを可能にしているのです。

食の新しい可能性

いろいろな味の粒が作れるかも

おいしいけど食べにくいフルーツや、入手しにくい希少価値のあるフルーツなどが気軽に楽しめるという利点があります。
  • 超高級なメロン
  • ドラゴンフルーツ
  • ドリアン

などといった珍しい、そして食べ方がちょっと難しいフルーツも素材さえ入手できれば簡単に楽しむことができるのが特徴ですね。

開発責任者のGabriel Villarさん

味、質感、サイズや形はカスタマイズ可能。
まったく新しいフルーツを発明することができる。

と語っています。

新感覚の食品

このプリンタが市販されれば、フルーツは栽培するものから、印刷するものに変わるかもしれません。

また、素材となる液体の開発が進めばフルーツだけではなく他の食品も球状化できるかもしれません。

これはあくまでも筆者の想像の枠をでませんが、ハンバーグやうな重の味をしたものも作ることができるのかもしれないのです。

栄養面についてはふれられていませんが、ダイエットにも有効かもしれないですね。

また新感覚の調味料として利用できるかもしれません。

まさに

可能性は無限大

3Dプリンタといえば拳銃を作ってしまった事件が記憶に新しいですが、こういった夢のある使用方法が今後も発展していくと楽しいと思います。

まさケロンのひとこと

食べ物を3Dプリンターで作るって、驚きやわ!
確かに、いろんな事に使えそうやねぇ~
病院食とかでも使えそうやん!

masakeron-surprised


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筆者情報

言祝(kotoho)

映画オタク。日課は読書。最近は料理にハマっています。座右の銘は「好奇心を失ったら、そこで終わり」