前回も特集した日本三大祭のひとつ、京都
祇園祭
(くわしくはこちら→京都 「祇園祭」 日本三大祭りの魅力を知る』)
広がるばかりで収束の気配を全くみせない疫病の恐怖に怯え、必死の思いで御霊を鎮めるために祀り
といわれています。
なんと
1100年以上もの歴史
を持つといわれる祇園祭。
1ヶ月にわたって繰り広げられる祭はどれも趣き深いですが、その中でも特に注目を集めている行事をピックアップしてみました。
見どころ!その2,宵山、宵々山は人気のひとつ
祇園祭というと山鉾巡行が有名ですが、その山鉾巡行(やまぼこじゅんこう)の前日の夜の
宵山(よいやま)
も見どころのひとつとなっています。
宵山とは本来は本祭の前日に行われる祭りのことを指すようですが、最近では「宵山」というとこの祇園祭の山鉾巡行の前夜に行われるお祭りのことを指す言葉になっているようです。
山鉾巡行の前夜になると山鉾に提灯が灯され、祇園囃子が奏でられます。
夕方からは、四条通りと鳥丸通りが歩行者天国となり多くの露店もでることからかなり華やかな雰囲気になります。
祇園囃子が奏でられるのを聞きながら町を歩くなんてなかなか体験できませんよね。
その他にもお札が買えたり、お守りやおみくじ、さらにお茶をたててくれたりなど京都ならではの行事も体験できます。
なんだかこうやって書いているだけでもわくわくしますね。
なんといっても重要有形民族文化財にもなっている山や鉾、普段は公開されていない伝統の美術工芸品なども公開されていますので、見るのに飽きるということはありません。
宵山は、祇園祭でも最も賑わう一日となりますので、混雑を避けたい方は宵々山がオススメですよ。
見どころ!その2,山鉾巡行
山鉾の違いをご存知でしょうか?
ちなみにお囃子とは楽器を奏でる人のことをさします。
鉾(ほこ)
屋根に長大な鉾(槍のような武器です)を戴き、直径2mの車輪が付いていて2階にお囃子が乗っているものをいいます。
頭上の「鉾」に疫病神が吸い込まれると信じられていました。
山
鉾の代わりに松の木を戴き、「山」の上で出し物を演じる数人が乗ることがありますが、お囃子ほどの人数が乗ることはありません。
この松の木にも疫病神が吸い込まれると信じられていたといいます。
午前中には終わってしまいますので見逃すことがないようにしましょうね。
交差点で山鉾を90度回転させる
辻回し
は迫力満点です。
この2つの行事以外にももちろん見どころはたくさんあります。
なにしろ1ヶ月もあるお祭りですからね。
疫病神を鎮めるために始まったといわれる祇園祭。
ここでしか味わうことのできない空気感をぜひ一度経験して下さい。
祇園祭は、ホンマに盛り上がるで!
辻回しを見ようと思ってるんやったら、7月17日の11時25分頃に新町御池に行くと見れるでぇ~