夏は、
まだまだ働きざかりの私たちでさえ、夏バテしてしまうのですから、お年寄りにとっては脅威でもあります。
お年寄りにとって夏はとても恐ろしいもの。
しかも、高齢者はなかなか自分の体調の変化に気が付かないものですし、注意力も欠けてしまいます。
年をとってきている自分の親、おじいちゃん、おばあちゃんを守るためには、周りの人たちが気にかけてあげるということが欠かせません。
高齢者が熱中症などで孤独死をしてしまわないように、私たちも注意していくことが大切です。
高齢者の夏バテの症状
夏バテの症状としては、私たちの夏バテと高齢者の夏バテの様子は変わりません。
しかし、高齢者は自分の体調の変化に気が付くのが遅くなってしまいます。
自分では気が付くことができないことも。
周りの人がこまめにチェックしたり、尋ねたりすることが大切です。
- 食欲減退
- 倦怠感
- 脱水症状
- 下痢・便秘
- むくみ
- 熱っぽい・微熱
- 疲労感
- 立ちくらみ
などがあげられます。
夏バテになる原因
高齢者に多いのが、なんといっても
脱水症状
と暑さによる
熱中症
トイレに行く回数が増えるからと水分補給を控えたり、クーラーの風が嫌いだからと暑い室内でもクーラーをつけなかったりします。
すると気が付かないうちに脱水症状や熱中症になってしまう可能性が増えてしまいますよね。
また、食が細いために栄養不足にもなりがちです。
夏バテを防ぐ方法 夏の食欲不振が高齢者の命とり?!
まずはなんといっても
食事
体力のある私たちは多少食べれない日が続いても立ち直れますが、高齢者は夏の食欲不振が衰弱のきっかけになってしまうことが多くあります。
食欲がでる食べ物を
量より質
を心がけて食べさせる、胃腸を弱らせないようにするなど特に気をつけるようにしましょう。
- ビタミン・ミネラルを十分に含むもの
- 良質のタンパク質を摂取できるもの
- 香辛料や酸味で食欲増進を図る
- もしも、あまり食べることができないときは、サプリメントや胃腸薬をうまく利用する。
- 少量の食事を数回に分けて食べてもらう
- 常温の水を少量づつ、こまめにとることで胃酸が薄まるのを防ぐ
夏バテに効果的な食材
- シソ
- ミョウガ
- びわ
- キュウリ
- レバー
- うなぎ
- 豆類
- 豚肉
また、水分補給も必須です。
一度にたくさんの水分をとるのではなくこまめに水分を補給すると血液の循環もよくなり代謝も活発になりますのでオススメです。
すだれや遮光カーテンをうまく利用する
クーラーを嫌がる高齢者は多いです。
もちろん、クーラーを入れるように説得することも大切ですが、すだれや遮光カーテンなどで上手く取り入れて、室内に熱が籠らないように工夫してみましょう。
そでだけでも室内の温度は変わってきます。
食事を作って持って行ってみる、カーテンを変えてみる、通気性のよい服を着てもらう、こまめに声かけをするなど私たちができることはたくさんあります。
高齢者が夏で体力を落としてしまって命とりになることがないよう、私たちも意識して接していけるといいですね。
一人暮らしの高齢者が近くに住んでいたらちょっと様子を見てあげるのも良えかもしれへんなぁ~
そのためには近所付き合いが大切やで!