8月9日と10日の2日間は
白桃の日
だって知っていましたか?
8910
ではくとう、という単純な語呂合わせです。
岡山市東京事務所が2012年に命名した記念日で、今の所、東京以外の地域には関係ないものになっているようです。
その前段として、2009年、岡山市と岡山商工会議所、及び観光協会と地元タウン誌が一緒になって、地元の町おこしの名物企画として立ち上げた
フルーツパフェの街 おかやま
というプロジェクトがありました。
このプロジェクトの全国PRの一環として、今一番力を入れているところが、この「白桃の日」のイベントとなっています。
フルーツパフェの街、おかやま
晴れの国はフルーツ王国
岡山は、全国的にも雨が少ない
晴れの国
なんだとか。
温暖な気候と十分な日照時間により、果物の生産が盛んです。
白桃 マスカット ビオーネ
の生産量は全国1位。
ほか
- メロン
- ナシ
- イチゴ
- イチジク
- もも
- ブドウ
- みかん
などさまざまな果物が作られています。
フルーツが主役のスウィーツで町おこしを
岡山商工会議所と岡山市は、このふんだんな生産量と種類を誇る果物を使って、町おこしをしようと考えました。
そこで、市内のホテル、飲食店、和洋菓子店等の協力のもと、果物を主役にしたフルーツパフェをたくさん考案し、県内はもとより全国に発信して、地域の活性化を図ることにしました。
こうして出来上がった企画が
フルーツの街おかやま
です。
市内各地に点在する協力店舗の地図とオリジナルパフェの紹介をマップにまとめたパンフレットを作り、
- 食べ歩きの魅力
- 集積地としての魅力
を創出していこうという取組です。
専用サイトを立ち上げ全国誌へ情報を売り込み、県外での観光PRキャンペーンの際もイチオシの目玉として宣伝してきました。
さらなるキャンペーンの目玉「おかやま白桃パフェデイズ」
一進一退の町おこし?
そんな町ぐるみの大々的キャンペーンであったフルーツの街 おかやまプロジェクト、2009年発足当時は30店舗強の協力店で始めましたが、その後50店舗以上にまで拡大しました。
がしかし、2011年頃をピークに、店舗数は減少していきます。
震災後に観光産業全体が低迷したことなども影響したと思われます。
また、行政主導の事業にありがちなことですが、企画だてのところまではとても力を入れているのに、立派な目録が出来上がってしまうと、その後の維持発展のための人材や資金の投入がダレダレになってしまう・・・
という傾向もあったのかもしれません。
サイトにパフェの感想を投稿する専用フォームを作りながら、その口コミを公開していません。
キャンペーン情報などを報告する専用ブログの記事は、なんと2010年5月で止まったまま放置されています。
全国発信のカンフル剤としての東京でのキャンペーン
そんな中、2012年に立ち上がった企画が、
白桃の日
の東京イベントでした。
たぶん、予算と人手が限られた中で、改めて全国に売り込むためには、自力で広告していくより、首都圏で話題にしてもらい、評判が広がって行くことを狙ったと思われます。
おかやま白桃パフェDays
と題して、東京丸の内界隈のおしゃれなカフェ4店舗に協力してもらい、岡山産の
- 白桃
- マスカット
- ビオーネ
をふんだんに使った、独創的で麗しい、(写真で見る限り、確かに岡山市の店舗のよりセンスよさげ?!)パフェを提供して、「フルーツパフェの街 おかやま」をアピールする、というものです。
マスコミに宣伝し、ネットでのアピール展開にも力を入れたせいか、概ね好評を得て、その後も毎年8月9日・10日の前後の期間に恒例のキャンペーンが展開されています。
丸の内の再開発の発展にも伴い、提供店舗も少しずつ増えています。
地方が元気になることが、震災後の日本の復興には欠かせません。
民間とうまく協力しながら、岡山本場の観光活性化につながることを祈ります。
南国産のフルーツは、栄養価も味も本当に素晴らしいものが生産されています。
東京近辺の皆さんたけでなく、中国地方に旅行を計画の全国の皆さん、岡山市にも良かったら寄ってあげてください。
岡山市の皆さんも、せっかく白桃の日を作ったんですから、東京以外の地域でも、パフェ出すところまで行かずとも、何か宣伝企画考えると良いのではないでしょうか。
まあ、まずは、公式ブログの更新しましょうよ。
岡山の桃はホンマに美味しいで!
メッチャクチャ甘いし食べたことない人は食べやんと人生損しとるでぇ~