12月に入り、寒さが更に増してきましたね。
朝早くだと氷点下に近い気温になっている地域も増えてきてきます。
すると、朝会社や学校などに出かけようとすると、車のエンジンがかかりにくくなっている!
という経験ありますよね。
これは、セルを回しすぎてしまってバッテリーがあがる原因にもなります。
そこで、今回は冬場にエンジンがかかりにくくなる理由を説明したいと思います。
冬に車のエンジンがかかりにくくなる原因
寒い朝になかなかエンジンがかってくれないのには、こんな原因があります。
エンジンオイルが硬くなり摩擦が増えている
気温が低いと、エンジンオイルが硬くなります。
すると、エンジン始動の時に抵抗が増えるためエンジンがかかりにくくなるのです。
そのかかりにくくなったエンジンを回すには、多くの電力が必要なのです。
バッテリーは寒気に弱い
バッテリーは内部で化学反応を起こし、放電・充電をしています。
気温が低いと、バッテリー内部の化学反応の働きが弱まるので、本来バッテリーがもつ性能を十分に発揮できなくなってしまいます。
更に、エンジンオイルが硬くなりエンジンをかけるのに多くの電力が必要なのでエンジンがかかりにくくなるのです。
冬場にエンジンがかかりにくいのには、
- エンジンオイルが硬くなっている
- バッテリーの電圧が下がっている
この2点が大きく関わってきているということになります。
車でも「暖気」って必要なの?
「暖気」とは、簡単にいえばエンジンを温めてあげる事です。
バイクなんかは、夏場でもしますね。
冬場では、「暖気」をしないとエンジンの調子が悪くて上手く走ってくれません。
この「暖気」。車では、やらない人がほとんどだと思います。
しかし、絶対にやったほうがいいんです!
今の車は昔と違い、エンジンの構造もオイルの性能も技術向上しています。
なので、エンジンをかけてすぐに発進してもあまり問題はありません。
※急発進、急加速はおすすめできません。
ですが、暖気をすることによってエンジンの寿命をあげることが出来ます。
「暖気」が何故必要なのかというと、エンジンが暖まっていないとエンジン内部のシリンダーが摩擦によって破損する恐れがあるからです。
この摩擦を和らげる働きをするのが、エンジンオイルになります。
「暖気」をすることにより、オイルが柔らかくなり摩擦を和らげる働きをより効果的なものにするのです。
つまり
- エンジンを温める
- エンジンオイルが柔らかくなる
- シリンダーの摩擦が緩和される
ということです。
エンジンがかかりにくいと思ったら、車屋さんへ!
バッテリーが原因だった場合、バッテリートラブルで困る前に車屋さんへ行きましょう。
下記のような症状が現れたら、すぐに点検してください。
- セルモーターの回りが悪くなる
- 電気系機能の低下
- バッテリーが膨れている
- バッテリー液が少ない
- バッテリーがべたついている
いざというときに車が動かなくなってからでは遅いですよ。
困る前に点検に出しましょう!
冬の朝やと、寒いから布団から出たくないな・・・
車もおんなじで寒いと調子がでえへんねん
いつも頑張って運んでくれてるんやから大事にしたらなアカンで!