ファッション

40代のファッションを模索する。年齢を魅力に変えるには?

Written by 言祝(kotoho)

脱トレンド

40代にふさわしいファッションとは?

どうしても腑に落ちないことがあるんです。

しっくりこない、と言い換えることもできるこの思い。

何かと言うと

街で見かける中年男性の服装

です。

流行のファッションに身をつつんだ男性を見かけることがすごく多いのです。

例えばスウェットのパンツ。本来スウェットはルームウェアとして活用するアイテムですが、タウンウェアとして着込なすのがトレンドです。

そのためカ一ゴパンツ風のデザインや細身のシルエットのものなど、街中で着用しても充分通用するハイセンスなボトムスとしてのスウェットパンツが人気です。

こういったトレンドは多くの場合、20代の若者に人気ですが、意外にも中年男性が着用しているのを頻繁に目にします。しかも似合っている。

ファッションは個人の自由です。他人がどうこう言うものではなく各人が好きにおしゃれを楽しめばいい。

でもね。

流行を追うのは若者に任せて、年齢を重ねたからこそ似合うファッションもあり、だと思うんです。

それは具体的にはどのようなものなのか、模索したいと思います。



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「年輪」の魅力

おすすめしたいのはズバリ、

『スーツ』

です。

おいおい、スーツっていったら社会人の制服、没個性の象徴じゃないかってクレームになりそうですが、果してそうでしょうか?

ここで論じたいのは“スーツこそ年齢を重ねれば重ねるほど魅力が出てくるファッション”だという点です。

キーワードは

「馴染む」

です。

いいですか、「似合う」ではなく「馴染む」ですよ。

以前聞いた話です。英国の貴族は新調したスーツをすぐに着るようなことはしないのだそうです。

どうするのか?

執事に着せるのです。

執事に着せ、馴染んだところで初めて自分自身で着るのです。

そのため執事を雇うときは自分と体格が似ている人物を選ぶんだとか。

だったら毎日、会社で着ているからとっくに馴染んでるよ、と言う人もいるでしょう。

でも「着慣れている」「馴染んでいる」は似て非なるもの、スーツを馴染ませるには長い時間が必要です。

馴染んでいるとはどのような状態か?

スーツに着られていないこと、スーツが体の一部になった状態です。

よく分かりませんか? では一度通勤時に周りをよく観察してみて下さい。スーツが馴染んでいる人は一目で分かります。

それは実にシンプルに具体化します。魅力的なんです。

体を隠しているのに、ボディラインがハッキリ出ている、という感じ。色気があるんです。

How to 馴染む

良質なもの

じゃあどうすれば馴染むのか。

まず良質なスーツを選びましょう。

出来ればオーダーメイドが理想です。当然値が張りますが、良いスーツは手入れを怠らなければ一生もちます。

そしてオンでもオフでも毎日着用するのです。

休日で家に居るときも、もちろん脱ぎません。体の一部になるまで着用し続けます。

体の一部になっても脱いではいけません。そこからがスタートなのですから。

最初はリラックスできず窮屈に感じることでしょう。

でも、ス-ツでリラックスできるようになることが目標です。頑張りましょう。

若者の憧れになる

若者が憧れるようなスーツの着こなしを目指しましょう。

流行に左右されないブレのないファッション、それがスーツを馴染ませるということです。

歳を重ねなければ実現できないダンディズムにあふれたファッションを、この冬めざしてはいかがですか?

まさケロンのひとこと

年齢を重ねるほどに魅力が増す部分って確かにあるよね。まさケロンもスーツが似合うダンディなカエルになろう!

masakeron-love


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筆者情報

言祝(kotoho)

映画オタク。日課は読書。最近は料理にハマっています。座右の銘は「好奇心を失ったら、そこで終わり」