衣替えのシーズンがやってきました。
衣替えで頭を悩ますことは、収納方法と虫食い対策ではないでしょうか?
衣替えのときに、お気に入りのニットを出してみたら虫食いの穴が開いていた・・・
という残念な経験をしたことがある方も多いはず。
今回は、防虫剤の正しい使い方についてご紹介します。
衣類を食べる虫とは?
家の中で繁殖し世代交代をし続けながら生き続ける害虫がいます。
甲虫のヒメカツオブシ虫やガの仲間のイガなどです。
ヒメカツオブシ虫は300日ほどを幼虫で過ごし、衣類の繊維やホコリを食べて成長します。
イガは2ヶ月の幼虫期を経て成虫へ。
成虫になっても室内で過ごし、産卵もクローゼットの中で行われます。
ぞっとしますよね。
でも、衣類に穴があくということは害虫がいるという証でもあるんです。
いい加減な衣替えは、害虫を増やす原因になります。
防虫剤の種類
害虫の話を聞くと、防虫剤は絶対必要だと思う方が多いと思います。
でも、正しい方をしないと防虫剤の効果も半減
防虫剤の種類と正しい使い方を知って虫食いを撃退しましょう。
現在、防虫剤には無臭性の
と有臭性の
- パラジクロロベンゼン
- ナフタリン
- 樟脳
があります。
最近主流となっている防虫剤は、無臭のものが多いですからピレスロイド系ですよね。
そもそも、これは防虫剤のために作られた薬品ですから、少量で効果と持続性が保たれます。
一方、昔からある「ナフタリン」「樟脳」は防虫剤用に作られたわけではありませんので、ある程度の量を必要とします。
防虫剤の特徴と使い方
この無臭と有臭、それぞれ特徴があります。
無臭性は防虫剤用につくられていますから、効果は優れていますが、無臭のためその効果を実感しにくい、また使い終わりがわかりにくいという特徴があります。
有臭性の方は、ニオイがあるため効果を実感しやすいですが、量が必要なことと、衣類にニオイがうつるという欠点があります。
ナフタレンは比較的長期間有効です。
防虫剤を使う時の注意点として、まず衣類は必ず洗ってから収納すること。
汗や汚れも害虫の格好のえさになります。
そうなると防虫剤では防ぎきれなくなってしまいますので清潔な状態で収納しましょう。
また、収納箱に、ぎゅうぎゅう詰めにつめこまないことと、防虫剤の適量をきちんと守ることです。
量が足りないと害虫を完全に防ぐことは難しいですし、あまりにすき間がなさすぎると効果がすみずみまで届きません。
せっかく防虫剤を入れていても大切なお洋服を害虫にやられてしまったらがっかりですよね。
正しい使用法と丁寧な衣替えで、愛着のあるお洋服を守りましょうね!
服の防虫剤にもいろいろ種類があるんやねぇ~
ちゃんと選んでつかわなあかんで!