世界的なスポーツへの発展の予感。ストリート系男子の間でけん玉がブーム
けん玉
誰でも知っているオモチャですよね。
でも、昨今はだれもけん玉で遊びません。
もちろん、けん玉が趣味で、日々練習を重ねて競技会などに出場している人もいます。
テレビでその華麗な技を披露している芸能人を見たことがありますし、
日本けん玉協会
という団体があって、その技に応じて級や段を認定しています。
でも、子どもたちがけん玉で遊んでいる姿ってほとんど見かけませんよね。
携帯ゲーム機で遊んでいることのほうが圧倒的に多いです。
この間、公園で携帯ゲーム機で遊んでいる子供を見かけました。
今時の子供たちは、すべり台やブランコなんかでは遊ばないんですね。
まあ、それについては時代の流れなので悪いことではないですが。
日本ではマイナーな存在になってしまったけん玉ですが、海の向こうでは最高にクールなスポーツとして流行の兆しを見せているようなんです。
しかし、最近はけん玉を始める
ストリート系男子
が増えてきています。
スケボーやBMXと同等のストリート系スポーツとして熱い注目を集め、若者にけん玉ブームが再来しているのです。
音楽に合わせて華麗な技を決めていく
動画を見てみました。
キャプションが英語なので詳しくは分かりませんが、どうやらけん玉のプロのようです。
通常けん玉はけん軸と呼ばれる棒の部分をもち、けん先に玉を入れる動作が基本ですが、それとはまったく異なるアクションです。
いきなりけん玉本体を高く放り投げると、玉を掴んで操作し、けん軸を玉のうえに載せていく。
いきなり難易度の高い技を軽々とやってのけています。
つぎにまるでお手玉のようにけん軸と玉を空中で交互にやり取りした後、やにわにけん軸をつかんで玉をけん先に入れる。
技が決まった後の彼のドヤ顔がとってもクール。
まさにけん玉ではなく
KENDAMA
これらの動作をテンポの良い音楽にあわせて行なうのですから、もうこれはスポーツです。
この海外でのブームを反映してか、国内の大手けん玉メーカーが有名ブランド「XLARGE」とコラボしたKENDAMAを発売するほどの人気です。
もともとけん玉は日本独自のものではなくフランスのビルボケという、貴族の間で流行ったオモチャがルーツといわれています。
今回のKENDAMAブームを受けて、日本にもカラフルな色のけん玉が逆輸入されていて、今後の展開によっては地味な存在だったけん玉がトレンドに敏感な若者たちの必須アイテムになるかもしれないですね。
実は筆者もけん玉を持っています。
真偽の程は定かではありませんがボケ防止に効果的だという話を聞いて購入し、一時期ハマっていました。
飽きっぽい性格ゆえ、今はほこりをかぶっていますが、久しぶりに引っ張り出してきて、動画で見たようなアクロバティックな技に挑戦してみましたが……見事に失敗。
でもめげません。
これから練習してKENDAMAオヤジになってみせますとも。
まさケロンのけん玉は、日本けん玉協会公認のシール付きやで!
日本でもまたけん玉ブームが来てるんやね。
しかも、若者の間で!
ええことやな、日本の文化を大切にするのは。