食の豆知識 食事療法・治療食

マーガリンに含まれるトランス脂肪酸は危険!日本は他国より危ない?

Written by たき

今、子供のいらっしゃるお母さんたちの中で、オーガニックへの関心が高まっていますよね。

小さい子は、アレルギーなどのトラブルに悩まされることも多いし、健康に育って欲しいと思う親心からの自然な風潮なのでしょう。

ところで、最近、パンや、お菓子類、ホイップクリームなんかを食べていると危険だ、という警告をする声もちらほら聞こえてきます。

なにやら、そのなかに含まれている

トランス脂肪酸
(トランスしぼうさん、trans fat、trans-unsaturated fatty acids、TFA)

有害なのだとか。

今年の12月に、アメリカでは、このトランス脂肪酸の全面禁止に乗り出したそうです。

では、日本は??

・・・気になりますね。

ちょっと、調べてみました。



スポンサーリンク

トランス脂肪酸(トランスしぼうさん、trans fat、trans-unsaturated fatty acids、TFA)とは

トランス脂肪酸は、専門的な話になりますが、その構造中にトランス型の二重結合を持つ不飽和脂肪酸のことだそうです。

トランス型不飽和脂肪酸(トランスがたふほうわしぼうさん)とか、トランス酸(トランスさん)ともいいます。

トランス脂肪酸は、天然の植物油にはほとんど含まれていないんだそうです。

ファットスプレッド、ショートニングなんかの原料に使われるマーガリンの中に含まれていて、水素を付加して硬化した部分硬化油を製造する過程で発生するそうです。

トランス脂肪酸の含有比率なんかは、デンマークでの2%以下などかなりの数の国が規制しているんですよ。

ですが、日本では特に規制はなくて、日本のマーガリン類には脂質の8%程度のトランス脂肪酸が含まれているのが現状だそうです。

ファーストフード店での揚げ物などにも、からっとした食感が得られて、その上長持ちするショートニングが使われている場合があるらしいです。

ショートニングにもマーガリン類と同程度のトランス脂肪酸が含まれているのだそうです。

トランス脂肪酸のなにが悪いの?

身体の中に摂取してのリスクとして指摘されているのは、例えば虚血性心疾患(冠動脈の閉塞・狭心症・心筋梗塞)の発症とか認知機能の低下など・・・。

なんだか、ええっ??って感じですよね。

アトピーなどのアレルギー症へ悪影響をおよぼすという可能性も示唆されているんです。

しかも、摂取量が多い場合に、不妊症のリスクが高まる危険性もあるんですって。

ちょっと、ショックですよね。

だって、ファストフードも、クッキーやケーキやパンなんかも、子供も大人も大好きなものですから。

WHO / FAOの2003年のレポートで既に、トランス脂肪酸は心臓疾患のリスク増加との強い関連があるんだと報告されていて、摂取量は全カロリーの1%未満にするよう勧告とかも出ているんだそうです。

日本でのトランス脂肪酸のとらえ方

日本では、ほかの外国と比較して食生活の中でのトランス脂肪酸の平均摂取量が少ないので、相対的に健康への影響は少ないと主張する説もあるのだそうです。

食品安全委員会の調査報告によると、日本人が1日に摂取するトランス脂肪酸は全カロリー中0.3%(食用加工油脂の国内の生産量からの推計で0.6%)で、規制前のアメリカでは2.6%という話で。これはWHO勧告にある1%未満をクリアしているんじゃないかという主張なんです。

そうは言っても、身体に良くないのは事実ですし。諸外国は、それほど、危機感を感じているのですよね。

しかも、この安全性は、あくまでも日本人として平均的な食生活を営んでいる場合のことで、今は欧米化された食生活を送る方も増えているし、望ましくないレベルのトランス脂肪酸を摂取してしまう人も多いんじゃないでしょうか。

けれど日本の現状としては、インターネット上で反対運動がなされているほかには、ごく一部の企業がトランス脂肪酸低減に取り組んでいる程度で、
政府や地方公共団体、業界団体は特段の規制を行っていないのだそうです。

この理由は日本におけるトランス脂肪酸の摂取量は少なく、健康への影響は小さいと判断されているためなんです。

日本でトランス脂肪酸の使用の規制に取り組んでいる企業を一部紹介しましょう

セブン&アイ・ホールディングス

(オリジナルパンのみです)は、トランス脂肪酸を含む商品を販売しない方針を2010年に打ち出しました。

pasco

pascoは、2006年(平成18年)2月より、パンや菓子に使用するマーガリン、ショートニングを、トランス脂肪酸の含有量が少ないものに順次切り替えていきました。。

神戸屋

神戸屋は、使用する油脂などの見直しをして低減の努力をしています。

モスバーガー

モスバーガーは、パーム油と菜種油を使用しており、ショートニングは使用していないとのことです。

ロッテリア

ロッテリアは、パーム油100%でショートニングは使用していないと発表しています。

日本ウェンディーズ

日本ウェンディーズは、米国と共同歩調で2006年10月から全79店舗でトランス脂肪酸を含んでいない油に切り替え済みです。

ミスタードーナツ

ミスタードーナツは、2007年12月より油脂を切り替えて、ドーナツ1個当たり平均1~1.5g含まれていたトランス脂肪酸を、平均約0.25gまで低減しました。

ケンタッキーフライドチキン

ケンタッキーフライドチキンは、2007年10月にトランス脂肪酸の含有量を半減させた調理油に切り替えており、今後も含有量をゼロにする油の研究を進めていくと発表しています。

日清オイリオグループ

日清オイリオグループは、一部の業務用商品を除いて、トランス脂肪酸フリーだそうです。

ブルボン

ブルボンは、全商品の低トランス酸化(1サービング40gあたり0.5g以下)を提示しています。

今後はどうなるの?

日本では厚生労働省が推進している保健機能食品が、トランス脂肪酸商品を認可しているという事情があるんですよね。

消費者庁は商品への含有量の表示のガイドライン作成を決めてはいるのですが、今のところ摂取するかしないかは個人の判断にゆだねる方針だそうです。

もともと、バターよりも健康的、安価ということで人気だったマーガリンは、実は、健康的どころか人工物だったんですね。本来植物油は、常温で固形化していることはないんだそうです。

それに、最近では、さほど、マーガリンも安価ではなくなっていますし、一度、見直してみるのもよいかもしれません。

それでも、現状、日本国内では完璧に避けるのは至難の業ですし。規定値以下であれば、害がないというし、そんなに神経質にならなくても・・・というご意見もありますしね。

けれど、日本人の食生活も明らかに欧米型に近くなっている現在、極端にはしないけれど・・・って方は、例えばバーガーを食べたいなら、マクドナルドよりも、モスバーガーやロッテリアを選んでみるとか。ちょっとだけ、気にしてみる。

ファストフードもお菓子も、気になる方は、取り組みをしている企業の製品を意識して選ぶようにしてみたらいいかもしれません。

もしかしたら、アメリカの後を追って、日本も近いうちに、トランス脂肪酸の使用が禁止されるかもしれませんね。

まさケロンのひとこと

どれも、太る原因みたいなものやな・・・
なんでも食べ過ぎってのは、アカンってことやね

masakeron-oko


スポンサーリンク
Tweet about this on TwitterShare on FacebookShare on Google+

あなたにオススメの記事

筆者情報

たき

TRENDRIPPLE(とれんどりっぷる)応援キャラクターの「まさケロン」になりたいと思っていますが、なれそうにありません。