いろいろな集中法を試したけど
集中した時というのは劇的に生産性が高まります。そのため、集中した時間をなんとかして作り出そうと、様々な集中法が世の中で喧伝されています。
しかし、その多くが皮肉なことに
「集中するための集中が必要」
という妙な問題をもっていることがあります。
もしかすると、多くの集中法を試してみたけれども、うまくいってないという人は、集中法に集中できなかったからかもしれません。
今回はそんな「集中するための集中」という心配がいらないように『一瞬で集中力を高める方法』を紹介します。
集中のキーワードは刺激
最初に注意事項です。人体というのは、強い刺激が加わると、緊急事態だと認識し、劇的に集中力が高まります。そのため、今回は、実際は安全な範囲で強い刺激を体に加える方法を紹介しています。
安全な範囲で、といっても、健康なひとの話です。療養中だったり疾患を抱えている人は、試すのはやめてくださいね。
スクワットをする
目的は心拍数をあげることです。心臓が強く速く鼓動するようになると、体はなにか危険が差し迫っているのではと錯覚し、集中力が高まります。心拍数をあげるためには、スクワットがとても効果的です。
なぜならば、第二の心臓と呼ばれているふくらはぎやふとももの筋肉を大きくつかうことで、全身に「血液」を送り出すことができるからです。
ここでいうスクワットとはいわゆる「ヒンズースクワット」のことです。
具体的な方法としては、
- 立った状態からお尻がかかとにつくぐらいまでしゃがみます
- そこから大きく伸びあがるように立つ運動を10回ほど、これ以上できないというくらいのスピードで繰り返します
このとき腰に負担がかかるので、痛めているひとはやめましょう。立つときに、つま先立ちになると、ふくらはぎがよく動いて、より効果的です。
熱い湯に手をつける
ふつうお風呂に入るとリラックスしますが、長くはつかっていられないくらいの高い温度に入ると、逆に興奮してしまいます。この作用を利用して、集中力を高めます。冷水で顔を洗うよりも、実感では効果的です。
また、お湯を用意する以外は、濡れるのが手だけで済むので、より手軽です。さらに、冷水で顔を洗うと、いかにも「集中力が落ちてました」という感じがしますが、手だけならトイレにいったくらいの印象しかもたれません。
具体的な方法は、
- 熱めのお風呂くらいのお湯に10秒間手をつけます。(くれぐれも熱湯にしないように!!)
たったこれだけです。集中できるだけでなく、手のツボも刺激されますので、デスクワークで凝った体にも効果が期待できます。
大きく息をすって止める
息が止まるということも、生命にとっては危機状態なので、集中力が高まります。念のためですが、貧血を起こして倒れないようにするために、座っておこなってくださいね。
瞑想でも重要なプロセスに「息を吸って息をとめる」ということがあります。これによって、全身の赤血球の酸素吸収力が高まり、頭がよく回るようになるというメリットも嬉しい効果です。
方法としては、
- まず座ってから、目を閉じて、一瞬で息を吸いきってください。
(肺がぱんぱんになるくらいの感覚です。) - そして、その状態を10秒ほどキープします。
- 終わったら、複式呼吸で、すべての息を吐ききってください。
ポイントとしては、息を止めているときに、心臓の鼓動や、全身に酸素が回っている様子を感じとってください。身体の変化に気づくというのも、瞑想では集中力を高める方法として取り入れられています。
やりすぎには注意
今回紹介した方法は、「刺激」をキーワードにしています。たくさんやれば、それだけ集中力が増すかというとそうではありません。むしろ、焦燥感が増して集中できなくなってしまう可能性があります。なので、一度やったらしばらく時間をあけてから実践するようにください。
一瞬でスイッチ切り替えて集中できる人っているよね。目指すはそこ!