勉強法

英語勉強法で社会人向けなのは?元Google副社長の英語勉強法!

Written by 畑中ことり

村上式シンプル英語学習法とは?

「村上式シンプル英語学習法」という本をご存じですか?日本の著名な実業家でエンジニアでもある村上憲郎(むらかみのりお)氏による、英語勉強法の本です。2003年にGoogle米国本社副社長兼Google日本法人代表取締役に就任され、2008年までその職を務められました。

英会話スクールや高額教材、机も筆記用具もいらない。

とあって、タイトルにある通り、とてもシンプルです。

筆者が渡米前に読んで実践して、役に立った勉強法があったため、まとめてご紹介をしたいと思います。



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リーディング

英語を読むために、まず村上氏が実践したのは、「まず100万語を目標に読む」です。読むのも小説、とりわけ、探偵ものをおすすめされていました。続きが気になってどんどん読んでいけること、会話文が多いことが理由でした。

日本語に訳さず、英語のまま読む

ことを最終目標にされていました。

実際のお役立ち度:★★★★★

多読、辞書を引かずににどんどん読む、という読書スタイルは英語学校でも奨励していました。アメリカに留学し、大学に行くと、膨大な量の文献を読みます。

一教科につき、200ページ、それが毎日です。英語を英語のまま理解し、どんどん読んで行くトレーニングはとても有効です。ビジネスでも、ウェブサイトを見て、そこから情報収集をするのに、英文をどんどん読んでいかなくてはなりません。このスキルは不可欠です。そして、習得するにはこの方法が最適でした。

単語を覚える

単語は一万語が目標です。単語の本を暗記せず、ひたすら眺めます。毎日1万語を眺めることで、毎日の通勤で会う人の顔をいつの間にか覚えるようなっているように、単語も徐々に覚えていけるそうです。

実際のお役立ち度:★★★★★

実は、筆者が一番役に立ったと感じたのはこの項目です。筆者はアメリカで、専門学校、語学学校に通いましたた。出される宿題は大学ほどではありませんがやはり膨大で、毎日のようにテストがありました。

毎晩、深夜の2時までかかって宿題とテスト勉強です。単語帳を作ってる時間なんてありません。でも、毎週単語テストはあります。そこで、暇さえあれば単語本を眺めました。単語帳を使って暗記したものは一カ月もすれば忘れてしまいましたが、この方法ですと、暗記した単語をなかなか忘れないのが良かったです。

英語を聴く

リスニングは、

「耳の筋トレ」

と銘打って、1,000時間のリスニングを目標にされています。毎日1時間だと3年ですが、毎日3時間聞けば1年で目標達成と、筋トレにたとえられるだけあって、とても厳しいです!完璧に聴き取れなくてもよいのですが

テキストなどを見ずにひたすら耳を傾ける

という、本当に筋トレのようなストイックな勉強法です。

実際のお役立ち度:★★★☆☆

リスニングのスキルを鍛えるには良い方法です。ですが、実際に3時間延々と英語だけ聴くのはかなり難しいのではないでしょうか。学校の授業は2時間はざらですから、やはり不可欠なのですが。

筆者は通学時や空き時間にできるだけ英語を聴いていたのですが、ヒアリングは苦手でした。やはり、本当に聞き取れるようになるには、毎日3時間は頑張らなければ難しいのかもしれませんね。

いかがでしたか?さすがアメリカの大企業で副社長になられるだけあって、とっても実践的です。

  • 英語を話せるようになりたい
  • 海外で仕事をしたい

そのためには「これくらい英語を頑張らなければ」という目安になると思います。

作中で村上氏は“英語は第二の自転車”と表現されていました。大人になってから自転車に乗ろうとしても、子どもの頃のようにうまくは乗れないし、時間もかかります。英語もそれと同じだと。

ですから、とにかく英語でコミュニケーションをとることに重きを置いています。ですので、あえてこの本の弱点を探すとなると、文法、発音もきちんと学びたい、きれいな英語を話したい、そんな人にはあまり向かないかもしれません。

まさケロンのひとこと

英語をどこまで身近なものにできるかだよね。できれば勉強仲間がほしいな〜。

masakeron-love


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筆者情報

畑中ことり

関西在住です。あれ?と思ったことはすぐにスマホで検索する検索番長。ガジェット好き。サブカルチャー好き。アメリカに4年ほど住んでいて帰国したばかり。英語を忘れないためTOEIC600点目指して勉強中です。