UberやAirbnbといった名前は、みなさん1度は聞いたことがあるはず。Uberは例えば、
「東京から横浜まで行きたい人」
という風につのって相乗りする人を見つけるサービスです。
一方、Airbnbは、空き部屋を貸したい人と、安く宿泊したい人のマッチングをするサービスです。
こうした、使っていないスペース・資産・時間などを個人間で提供する経済圏≒シェアリングエコノミーが日本でも広がりつつあります。
今回は、日本発のシェアリングエコノミーサービスを3つ紹介します。日本発なので、完全に日本語ですし、利用者も日本人が中心ですので、シェアリングエコノミー初心者のひとでも利用しやすいサービスを選んでみました。
服の物々交換:xChange
服の物々交換サービスです。WEBで情報発信をしていますが、実際のやりとりはフェイストゥフェイスで行われます。マッチングというよりは、フリーマーケットのような感覚で交換会という形式をとっています。
ただフリーマーケットとちがうのが、全体的にゆるい運営方法をとっているところです。
例えば、
「いつ来てもOK」
という風に、最初から最後までの出品を課されないので、気楽に参加することが出来ます。
ユニークな取り組みとしては、服1点1点に、出品者の心がこもったエピソードタグがついているという点です。このエピソードタグには、服の思い出や次の持ち主へのメッセージなどが自由に書いてあります。お得に好きな服を手に入れられるだけでなく、贈り物を受け取ったような気分になり、ハッピーな気持になることができそうですね。
駐車場の貸し借り:akippa
車の低燃費化にともなって、車で遠出する人も増えてきたのではないでしょうか。車で遠出したときに困るのが、駐車場。公営の駐車場は、特に旅行シーズンにはいっぱいになっていて、結局高い駐車場に止めざるを得ないという経験をしたことがある人も多いはず。
akippaを使えばそんなストレスから解放されます。
日本全国の主要スポット、
例えば、
- ドーム
- 空港
の近くにある駐車場を、スマホをつかってサクサクっと見つけ出すことができます。個人対個人の取引になるので、1時間300円とかの駐車場を使うよりも安く済ませることもできます。
斬新なイベント会場をみつけよう:Sheeps
Sheepsでは、これまでにはなかったようなイベント会場をみつけることができる、スペースのシェアリングサービスです。
例えば、
「ジャグジーつきの場所でBBQ」
といった日本じゃないような体験ができたり、
「下北沢のおしゃれハウスでくつろぎ女子会」
なんていうちょっとした非日常を味わうことができます。
イベント以外にもビジネスセミナーに使える会議室のレンタルを行っていたり、最近ではキッチンスペースのレンタルも需要があったりするみたいです。1時間に2000円ほどの支払いで100人超の人が入ることの出来るキャパシティを備えた設備をつかうことができるのはかなりお得です。価格破壊といっても良い領域でしょう。
人気のスペースは早くに埋まってしまうので、何か季節のイベントを、仲間内で催したいと考えている人は早めに問い合わせることをオススメします。
なんとなくですが、海外発のシェアリングサービスに不安を覚える気持ちはわかります。なぜなら、ただでさえ見ず知らずの他人に貸すのは不安なのに、外国人となるとその不安はさらに増すからです。
日本人なら安心ということはありませんが、それでもトラブルは少ないはず。今話題のシェアリングサービスを、まずは国内発のサービスから初めて、徐々に慣れていきませんか?
お金のやりとりだけでなく、顔をあわせたつきあいができるので、シェアリングエコノミーは病みつきになるのだそう。お金を節約し、そのうえ友だちの輪が広がるなんて、面白い世の中になってきたものですね。
こういうのって実は日本人が一番「向いている」んじゃないかな~と思ったり。