手帳が見直されつつある
手帳活用のメリット
皆さん、手帳を活用していますか?
ほとんどの人たちがスマートフォンやタブレット端末などを使って、スケジュール管理をしたり、重要な事柄をメモしたりしていることでしょう。だから手帳はどちらかといえば、時代遅れなのかもしれません。
とはいうものの最近よく目にするのが「手書きの効用」。
「手書き」には脳を活性化させる効果があるのではないかといわれており、そのため、手帳を使う人たちが増えているのだとか。
余談ですが、江戸時代には役人が半紙で作った「手控え」を活用していたそうで、これが日本における手帳の始まりともいわれています。さらに明治時代に入り、政府が警察手帳などを製造し、現在のような形の手帳が使われるようになったそうです。
毎年悩む手帳との「別れ」
通常、手帳でスケジュール管理をしていると一年で新しいものに更新する必要があります。衣替えみたいなもので、これが意外に楽しかったりします。来年はどんな手帳にしようかな、なんて選ぶ楽しさがありますね。
では古くなった手帳はどう処分すればいいでしょうか?
スケジュールや覚書などが記入されています。普通にごみ箱に捨てることも出来なくはないですが、ちょっと二の足を踏んでしまうかもしれません。
悪意を持った人の手に渡ったら、悪用されるかもしれませんよね。
何か良い方法はないでしょうか?
手帳の捨て方 五つのパターン
①やっぱりシュレッター
そもそもスケジュールやメモ、住所録といった情報は、第三者が入手したら悪用できるものなのでしょうか?
住所録は個人情報ですから、扱いには気を付けなければいけません。スケジュールやメモは一見問題なさそうに思えます。
ですが、何が起きてもおかしくない世の中、何事も油断はできません。
そう考えると、一番確実なのは必要なページだけでもシュレッターにかけることです。
今は比較的安価で家庭用のシュレッターが購入できます。
ただ、いくら安価とはいえ手帳を捨てるためにだけシュレッターを買うのはいかがなものでしょうか。
そんなときは会社のシュレッターを使わせてもらうといいかもしれません。会社にもよりますが、責任者に事情を話せば使わせてくれるのではないでしょうか?
②生ごみと一緒に捨てる
生ごみと一緒に捨てることで盗み難くするという発想です。
「子供だましでは」と思われるかもしれませんが実際にやってみると、生ごみと混ざった紙は想像以上にどろどろグチャグチャの状態になります。
いうまでもなく、必要なページを切り取って廃棄します。念のため複数に分けて廃棄するとより効果的です。
③塗りつぶす
重要な部分を塗りつぶしてから廃棄する。
シンプルではありますが、安全度は低いです。
また塗りつぶすことで、この部分が重要であると第三者に伝わってしまいます。
④専門業者に依頼する
機密文書の廃棄業者に依頼するという、最も安全な方法です。
個人利用が可能な業者も数多く存在します。
ただしそれなりの費用が掛かることは覚悟しなければいけません。
⑤捨てない
捨てないで取っておくという選択肢もあります。
古い手帳を読み返してみるのも思いのほか面白いかもしれません。
ただし保管場所は確保してください。
手帳といえども何冊もたまってくると、場所を取りますよ。
他には
後で捨てやすいように「独自の記号」を使うという方法もあります。
例えば、
- 出勤は「A」
- 休みは「B 」
など結びつきが想像しにくい記号が効果的です。
ただし本人が記号を忘れてしまったら意味がありませんので、充分注意してください。
煩雑さも味のうち
捨てるのもめんどくさいなんて、やっぱりスマートフォンの方が良いじゃないか、と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
確かにその通りです。でも、ちょっと考え方を変えてみると、捨て方に悩むのも手帳の機能のひとつ。言い換えると「味わい」なのかもしれません。
スピード感を意識しなければならない今の社会において、
「どうやって捨てようか」
なんて悩む時間はないのかもしれないけれど、そういう「めんどくささ」が忘れてた何かを教えてくれることって、あると思うのです。
めんどうくさい!って思うようなことを面倒くさがらずにささっとやっちゃう人ってかっこいいよね。