前回の記事、「世界各地にUMAの影。日本にも存在していたんです!」で未確認生命体について書かせてもらいました。
未確認生命体というと、地球上にはまだ発見されていない生物が沢山存在すると言われています。
そして、その確認されていない生物のほとんどが
深海
にいると言われています。
そこで今回は、どんな生物が深海には生息しているのか紹介したいと思います。
深海ってどのくらい深いの?
深海といっても、深さによってその呼び方はかわってくるのです。
ちなみに、地球上で最も深い海溝が
西部太平洋マリアナ海溝
で、深さがなんと・・・
10,920m
にもなります。
例えるなら、秋葉原駅から品川駅まで歩いた距離ぐらいですね。
9.7km程なのでプラス300mの長さが地球上で最も深い海溝の深さになります。
さて、深海の深さによっての名称ですが以下の通りです。
表層
水深200m以内の海域です。
ここでは、多くの生物がいます。
もちろん、深海ではありません。
中心層
水深200~1,000mのこの中深層では、光合成を行うには不十分です。
しかし、わずかに日光が届きます。
深海の一歩手前ということですね。
漸深層(ぜんしんそう)
水深1,000~3,000mの漸深層では、全く光が届かない漆黒の世界が広がっています。
生物が利用することの出来る有機物の量が表層の5%にも満たないです。
しかし、ここには「カラスザメ」のような比較的小さなサメが生息しています。
深海層
水深3,000~6,000mの深海層になると、水温は1~2度になり、水圧は300気圧を超えます。
生物の細胞活動に悪影響を与える程です。
アシロ科やクサウオ科といったような底生魚(ていせいぎょ)が生息しています。
超深海層
水深6,000m以上深いところの事をいいます。
聞くからに深そうっですね。
開講の深海部に限られていて、地球上全ての海底面積の2%にも満たない面積しかありません。
水圧は600気圧を超える海域となります。
深海にはこんな生物がいる
上の方で少し深海の生物の名前が上がりましたが、全然ピンとこなかったと思います。
なのでここでは、「あ、この生き物知ってる」と思えるような深海生物について詳しく紹介します。
リュウグウノツカイ
深海魚と言えば、という深海生物ではないでしょか?
深さ200以上の深海に生息していて、太平洋、インド洋、大西洋と世界中の海で生息が確認されています。
全長が大体3mほどの個体が多いです。
今までで一番大きいリュウグウノツカイがなんと・・・
全長11m
重さ272kg
だったそうです。
例えるなら、3階建てのビルくらいの長さですね。
重さが大体、マツコ・デラックスさん(140kg)2人分ぐらいです。
そう考えると・・・
すごく大きいですね。
チョウチンアンコウ
チョウチンアンコウは、大西洋の深海に分布しています。
カリブ海などのような温かい地域から、グリーンランドやアイスランドのような寒い地域付近まで幅広く生息しているのです。
ちなみに、チョウチンアンコウの頭に付いている物を
イリシウム
と言うのですが、そのイリシウムの光るところが世界ではじめて観察されたのが
日本
なのです。
1967年2月に鎌倉海岸に打ち上げられ、江ノ島水族館で8日間飼育された際に観察されました。
それと、皆さんがイメージしているアンコウは全てメスですよ。
メスは大きくなると2mほどにもなるのに対し、オスは大きくなってもたった15cmにしかなりません。
そして、オスはメスを見つけると噛み付き同化してしまうんです。
そこで生殖行動を行います。
同化すると動けなくなりますし、本当にメスの一部みたいな感じになってしまうので、完全に尻にしかれていますね・・・
ちょっと切ないですね。
深海の生き物ってホンマにエキゾチックなやつばっかな気がするわ・・・
真っ暗な世界が広がっとるしなぁ~
ホンマ、ホラーやで