毎年、大流行するインフルエンザ。
その陰には、風邪と勘違いして治療が遅れてしまいまわりにウイルスをまき散らす・・・
なんていう失敗をおかしてしまっている人が多いという理由も潜んでいます。
インフルエンザと風邪は言うまでもなく全く別物。
風邪薬を飲み続けてもインフルエンザはよくなりません。
それどころか、間違った薬の使用は重篤な病気を引き起こす可能性もあるんです。
今日はインフルエンザといちはやく察知し、対処できるよう、インフルエンザの特徴と風邪との見分け方を伝授します。
実は知らない!?インフルエンザの基礎知識
流行するのは主にA型。インフルエンザは3種類にわかれる
インフルエンザウイルスは、A型、B型、C型の3種類にわけられます。
その中でも毎年大流行するのは
A型
です。
これはウイルスの構造によるもので、香港かぜ、スペインかぜなどの世界中で記録に残る大流行をおこしています。
重症化してしまうのもA型です。
B型、C型についてはほとんどの人が免疫を持っていたり、風邪程度の症状で終わることが多いです。
想定外!?ウイルス増殖の恐るべしスピード
体内に1個のインフルエンザウイルスが入ったとします。
すると
8時間後には100個
16時間後には1万個
24時間後には100万個
にまで増殖します。
体内で100万個に増殖したあたりから発熱、悪寒などの自覚症状がでてくるんですね。
自分の体内でこのスピードでウイルスが増殖していると考えると恐ろしいですね!
インフルエンザの特徴と症状
インフルエンザの代表的な症状はコレ!
- 急な高熱 38度~40度
- 悪寒
- 関節痛、筋肉痛などの全身症状
この3つが最大の特徴です。
そのほか、頭痛、めまい、倦怠感、ふるえなどがあります。
見落とさないようにしたいですね!
風邪との比較、初期判断の材料に
普通の風邪は、鼻水、鼻詰まり、咳、くしゃみなどが初期症状なのに対してインフルエンザは、突然の発熱、悪寒、頭痛がきます。
悪寒も風邪の時よりひどいです。
また、突然症状が現れ、上記にありますような発熱、関節痛、筋痛、倦怠感などの全身症状が5日くらい続くのもインフルエンザの特徴といえます。
48時間以内の対応で大きな差がでます!
これらの症状を感じたらすぐに病院へ行くことをおすすめします。
現在使われているインフルエンザ治療薬は、発症から48時間が経過すると薬の効果が薄れるといわれています。
ですので、早期発見が重症化を防ぐカギとなります。
インフルエンザの場合、感染してから潜伏期間が1、2日と短いですがその間は、本人も周りも感染に気がつかないですので無防備ですから、この時期のまわりへの感染力って気になりますよね。
インフルエンザの感染力が一番強いのは、発症1日前から発症後2、3日までがピークと言われています。
ウイルスの量が多いんですね。
ですから、発症にいち早く気付いて、すぐに家に帰る、人ごみに行かないなどの対策が感染を拡大させないためには大切です。
自分のためにも人のためにも、早く感染に気がつくことが大事なポイントとなります。
流行時期は、症状に気がついたらすぐに対応するように心がけたいですね!
インフルエンザには、早めの対応が不可欠やで!
なるべく、インフルエンザに感染しないよに、人混みに近づかない、うがい手洗いはちゃんとしいやぁ~