履歴書は手書きが有利
筆跡で応募者の人柄を読み取る
就職に必要なものといえば
履歴書
そして履歴書は手書きで作成するのが主流となっています。
考えてみればとても不思議です。
この時代に手書きというのは少々時代遅れの感が否めません。
例えばあなたが会社員で上司に企画書を提出しなければならないとしたら、ワープロソフトを使うのが一般的でしょう。
まさか手書きにはしないはず。
小説家だって、大作家でない限り原稿用紙に手書き、という形は取らないと聞きました。
履歴書がいまだに手書きが主流である理由は、採用担当者が応募者の自筆文字から、丁寧に書かれているかなどの情報を読み取るためだといわれています。
筆跡には多くの情報が含まれています。
熟練の担当者なら筆跡だけで応募者のおおよその人柄がわかるという話も聞きます。
エントリーシートはWEB管理が増えている
一方でエントリーシートはWEB化が進んでいるようです。
エントリーシートとは志望動機などを応募者に記入させるもので、採用担当者はエントリーシートで判断し、たくさんの応募者をふるいにかけます。
履歴書の提出や面接以前の作業になるので企業に提出されるエントリーシートは膨大な数になります。
これを紙ベースで処理していたら効率が悪い。
そんな事情からエントリーシートのWEB化が進んでいると推測されます。
WEB履歴書・採用管理システムが登場
作製と管理が容易
パイプドビッツというIT企業が
WEB履歴書・採用管理システム
というサービスの提供を開始しました。
これは応募者がWEBフォームから履歴書を作製、提出し採用企業側がデータベースとして管理できるシステムです。
応募者側のメリットとしては履歴書の作成が容易になります。
顔写真などはわざわざ都度撮影しなくても済みます。
採用企業側のメリットは管理が容易になるということです。
例えば全国に店舗を持つチェーン店などは面接は各店舗で行い、選考は本社で行うというパターンが多いのですが、紙ベースの場合、わざわざ履歴書を本社に送るという手間が発生していました。
このシステムを採用すれば郵送しなくて済みます。
また選考結果などの情報を簡単に共有化できます。
個人情報管理も万全
履歴書といえば個人情報に当たります。
WEBで管理するにあたっては情報の漏洩などが懸念されます。
パイプドビッツは情報資産プラットホームの提供では実績があり、多くの企業が採用しています。
そのためセキュリティは万全で情報漏洩の心配はありません。
手描きの「牙城」にどこまで食い込めるか
どうして今までなかったのか?
履歴書のWEB管理はこれまでありそうでなかったものでした。
これは応募する側と採用する側に
という暗黙のルールがあったからだと思います。
考えてみれば、履歴書というものは応募者の情報なのですから、学歴や職歴がわかればそれで充分役目を果たしています。
筆跡から人柄を読み取るというのはあくまでも付加情報であって、本来の履歴書の目的ではないはずです。
今後の展望
パイプドビッツにはすでに人材派遣会社などから問い合わせがあったとのことです。
今後もっと普及していけば履歴書の扱い方そのものが変わっていくと思います。
履歴書を書いていて字を間違えてまた一からやり直し、ということは誰もが一度は経験していることと思いますが本当に煩わしいですからね。
また採用企業も履歴書をスマートに管理できるためメリットは大きいと思います。
履歴書書くのってほんまに骨がおれるやんなぁ~
ボールペンで書くからミスが出来へんし!