採用作品はロゴマークとして使用
「いずも」をイメージした、親しみやすいデザイン募集
海上自衛隊がロゴマークデザインの一般公募を受け付けています。
平成27年3月就役予定の護衛艦
いずも
のロゴマークを募集しています。
自衛隊といえば日本を防衛する組織です。
自衛隊という名称となってはいますが、実質は軍隊と同様の装備を持っています。
そんな組織がロゴマークを一般公募するなんて、ちょっと珍しいことだと思います。
採用されたらロゴマークとして使用
募集はすでに始まっており、締め切りは4月18日まで、審査員は「いずも」のぎ装員。
ぎ装員とは完成した船に装備をつける担当者のことで、基本的にはぎ装の指揮をした人が初代艦長になるらしいです。
採用されればロゴマークとして使用されます。
護衛艦のロゴマークというものがどのような使用のされ方をするのか想像がつきません。
制服のワッペンなどに採用されるのでしょうか?
特に賞金などは出ないらしい
募集要項によれば特に賞金・商品についての記載はありません。
の記載のみ。
主催が海上自衛隊ですから賞金などは問題があるということなのでしょう。
ロゴマークに使われるということだけで名誉なことだと思います。
繰り返しになりますがちょっと固いイメージがあった自衛隊がロゴマークを募集するというのは意外な施策です。
どうせならゆるキャラを募集すればよかったのではないかと筆者は無責任ながら思ってしまいます。
ですが、さすがにそれは自衛隊という組織の任務を考えると難しかったのではないでしょうか、そもそも護衛艦のゆるキャラなんて出番が少ないですものね。
護衛艦「いずも」とは?
ヘリコプター搭載護衛艦
ところで護衛艦「いずも」とはどのような特徴を持った艦船なのでしょうか?
わざわざロゴマークを募集するほどですからなにか特殊な護衛艦なのでしょうか?
調べてみたところ、ヘリコプター搭載型護衛艦という種類の艦船だそうです。
ヘリコプターの離着陸ができるよう広い甲板を持っています。
空母のようなスタイルが特徴的です。
海上自衛隊にはすでにこのようなヘリコプター搭載型護衛艦が任務についていますがいずもはその最新型で、海上自衛隊が保有する艦船の中では最大のものになるそうです。
「右翼化の象徴」と海外から批判
そのため海外からは
と批判されています。
でもそれはちがいます。
機関砲などの装備は最小限にとどめ、あくまでもヘリコプターの運用を最優先させたものだからです。
自衛隊の主な任務となりつつある災害派遣などで活躍することが想定されます。
護衛艦ではありますが、平和のためにも活動できる艦船といえるでしょう。
一般の人にロゴマークを募集することによって、ちょっとでも海上自衛隊に柔らかいイメージがついたらええなぁ~