粉末飲料
と言えば幼い頃駄菓子屋さんで見かけた、ソーダやメロンなどの水を入れればジュースになるものを思い出しますが。
今回はそれの大人向けとも言える
粉末アルコール飲料
そうアルコール飲料なんです。
粉末アルコール飲料とは?
その名の通り粉末状にしたアルコールに水で溶かして飲むというもの。
溶かすとちゃんとアルコール度数が1度以上のアルコール飲料になるというから驚きです。
今回この粉末アルコール飲料がアメリカで認可されたとニュースになっていましたが
実は…
日本ではすでに発売中
なんです!
あまり知られていませんが、その歴史は以外に長く1966年に愛知県小牧市にある佐藤食品工業株式会社が製造法を開発したそうです。
現在世界の主要17ヶ国で製法特許を取得しているとのことです。
ちなみにこの粉末状のお酒を製造しているので世界で佐藤食品工業だけなんです。
どうやって作っているの?
なんでも作りたいお酒にマルトデキストリンというでんぷん質状の粉を加えて溶解し、その溶解した液をスプレードライで水分だけを一瞬で蒸発させることでお酒の粉末だけが残り粉末状のお酒が完成します。
どんなものに使われているの?
粉末状のお酒そのものを見かけることは少ないですが、加工して様々なものに使われています。
カクテルなどはもちろんとして
- 和菓子やクリーム
- キャンディーやクッキーに焼肉のたれ
- ラーメンスープ
- ソーセージ
- ジャム
- 粉末香料
- 化粧品や薬品
までと使用用途は幅広いですしこれからも更に広がっていきそうです。
使うとどんな効果があるの?
なぜこんなにも様々なことに使われているかといいますと、粉末状にすることによって液体のお酒では添加することができなかったものにも添加できるようになります。
そして、お酒の効果を足すことができるのも大きいのではないでしょうか。
風味が向上する。
お酒の香りで風味が増します。
マスキングの効果も。
魚臭さや獣臭さを軽減することができます。
てりやつやが向上します。
てりやつやなどがよくなり、更にから揚げなどの揚げあがりも良くなるそうです。
肉に好作用が
肉に使うことによって肉が柔らかくなり、調理した際に肉汁や重量が減るのを防ぐ効果もあります。
あまり飲む機会はないかもしれませんが一度くらいは粉末のアルコール飲料を飲んでみたいですね。
日本で作られている粉末アルコール飲料は飲む為でなくほかのものに添加するのが主な目的なようです。
しかし、アメリカで認可されたパルコールという粉末アルコール飲料は飲む目的で作られており発売されたら国外からでも通販などで購入が可能のようです。
粉末アルコール飲料があれば、簡単にお酒が作れて良さそうやなぁ~
でも、未成年のアルコールの摂取はアカンで!