ドラキュラのモデルとなった人物も住んでいた名城
いわくつきの古城がオーナーを求めている
ルーマニアのトランシルバニア地方の山の上に立つ
ドラキュラ城
が売りに出されています。
とはいっても吸血鬼ドラキュラは架空の存在、ただしそのモデルとなったブラド3世が幽閉されていたこともある、いわくつきの物件。
その残虐な行いから
串刺し公
のあだなをもつブラド3世と深い関わりを持つこの城の正式名はブラン城といいます。
中世に建てられたゴシック調のこの古城は、いかにもドラキュラが住んでいそうな重厚なたたずまいを見せています。
丘の上から見られる景色は素晴らしいの一言。
どうですか、欲しくなってきましたか?
誰でも買えるというわけではない
現在のオーナーはルーマニア王室の血を引くドミニク・ハプスブルク大公と2人の妹だそうです。
お金さえ出せば手に入れることができると思ったら大間違いです。
現オーナーから売却を委託されているニューヨークの弁護士は
とコメントしています。
金額はともかくとしてしかるべき人物かどうか調べる、というのは一体どういうことなのでしょうか。
実はこのブラン城は年間56万人もの観光客が訪れる屈指の観光名所であり、ルーマニア王室も1948年まで居住していた由緒正しい名城なのです。
投資目的や、その価値を十分理解できていないような人物には売らないということなのでしょう。
オーナーとなる条件は
ライバルはルーマニア政府
実は現オーナーはルーマニア政府に対し8000万ドルでの売却を提案しているという話があります。
もしブラン城を手に入れたければ、最低でも8000万ドル以上は用意しなければならないということになります。
日本円に換算すると
約80億円
です。
筆者には無理です、一生かかっても80億円は稼げません。
でも
日本も含め、世界中に存在する億万長者なら出せない金額ではないはずです。
名城のオーナーとしてふさわしい人物か?
そうなると次はしかるべき人物かどうかという問題になります。
先にも書きましたが、ブラン城の価値を知っている人物がふさわしいということになります。
ブラン城を買い取って、改装を施したあげくテーマパークみたいにしてしまおうなんて考えている人物は問題外。
価値を認めたうえできちんと後世まで伝えてくれるようなヴィジョンを持った人物がふさわしいということになります。
筆者は私見としてはルーマニア政府が買い取るべきだと思いますが、もしかしたら別に名乗りを上げる人物がいるかもしれません。
その人物は吸血鬼ドラキュラにも認めてもらう必要があるといえるのではないでしょうか。
古城を持ってたらビックリされるやろうなぁ~
ちゃんと、管理出来る人に買ってもらえるとええな!