プールのシーズン
になってきました。
子供たちはプールが大好き。
かわいい水着を着て元気にプールで遊んでいる姿を見ると見ている方まで元気になれます。
色とりどりの浮き輪などをみると夏だなといつも心でつぶやいていますよ。
夏の風物詩、
プール
子供の頃のプールは誰にとってもいい思い出になるもの。
そこでよく問題になるのが水いぼ問題。
今回はこの「水いぼ」とプールについて考えてみました。
水いぼってどういうもの?
伝染軟属腫ウイルスが皮膚感染することで発生するプクッと水膨れのようなイボを水いぼといいます。
手や足によくできる一般の「イボ」はヒトパピローマウイルスが原因で発生するイボですので「水いぼ」とは異なります。
大人は感染しにくく主に3歳〜15歳前後の子供に多くみられます。
アトピー性皮膚炎の子は特にかかりやすいといわれています。
基本的には、大きく成長しても5mm程度のプクッと水ぶくれのような症状がでる以外は痛みやかゆみはありませんので、本人も気が付かないことがあります。
水いぼの感染経路は?
おもに肌と肌の接触でうつりますが、タオルなどを共有することによっても感染します。
また、
しかし、その伝染力は強くありません。
インフルエンザは一人が何十人が感染するのに対し、水いぼは一人から一人という感じですのでインフルエンザのような大流行というのはありません。
水いぼの治療法は?
基本的にはそのままにしておいても半年ほどで自然治癒してしまいます。
しかし、かきむしったり潰したりすると、
とびひ
になってしまいますので注意しましょう。
治療する方法としては、特殊なピンセットでもぎ取ったり、つぶしたりするものがあります。
水いぼができていてもプールに入っていいの?
以前は、水いぼができているヒトは水いぼをとってからじゃないとプールには入れないといわれる時期もありましたが
症状事態が重くなく大抵は、発症から半年ほどで自然治癒します。
また、ビート板などの衛生面が以前に比べると向上したため、感染が減ったというのも理由のひとつとなっています。
ヒトからヒトへとうつる水いぼですので、プールだけが特別な感染経路ではありません。
そのときの痛みやもしくは麻酔をする危険性のほうが危惧されているからです。
子供にとって、夏の楽しみのひとつである「プール」。
日本小児皮膚科学会でもプールオーケーの判断ですので、元気に遊ばせてあげましょう。
ほぉ~
まさケロンも小学生の頃、水いぼになったことあるけど、すぐに皮膚科に取りに行ったわ。
最近は、そのままにしとくのが多いんやねぇ~