日本は、昔から災害の多い国です。
- 台風
- 地震
- 津波
最近は大雨による被害も年々増えています。
自然は予定を教えてはくれません。
いつ、どこで起こるかわからない自然災害に対しては、私たちは備えをするしか術がありませんよね。
地震や台風を「止める」ことなんてできませんからね。
9月1日は
防災の日
です。
また、9月1日を含む一週間は防災週間ともなっています。
年に一度のこの期間に合わせて、自宅、または会社など自分が所属するコミュニティの防災対策をチェックする習慣をつけてほしいと思います。
災害が起こったとき、自分は自宅にいるのか、会社にいるのか、習い事先にいるのか、飲み屋にいるのかわかりません。
まずは基本の確認。防災グッズはどこに置いておく?
具体的なグッズの紹介に入る前に、これら防災グッズの日頃の置き場所を考えたことがあるでしょうか?
防災グッズをきちんと揃えていてもそれが肝心の時に取り出せなかったり、忘れていたりしたら残念ですよね。
これからさまざまな防災グッズをご紹介いたしますが、自分に必要だと感じたものはまとめてリュックサックなどにつめて玄関先付近に置いておきましょう。
使っていないキャリーなどに詰めておくとたくさんの荷物を持ち出せます。
災害は突然やってきますので誰でもパニックになります。
防災用品をとりに行く時間がかからない場所、パニック状態になっていてもさっと手にとって逃げることができる場所に置いておきましょう。
もちろん、専用の非常持ち出し袋や大きめのリュックサックなどに詰めてまとめておきます。
あると安心防災グッズ-食料編-
防災グッズ、防災用品と聞いたらまずは
非常食
を思い浮かべる人が多いのではないでしょか?
たしかに食べ物は大切ですよね。
飲料水は必須!2通りの水を準備
持ち出し用飲料水
万が一の持ち出し用に、持ち出し袋やリュックの中には2ℓ分ほどの水を用意しておきましょう。
500m×4本でもいいですよね。
通常より保存期間が長い水がありますのでそれを準備しておくと期限を気にしなくていいのでラクちんです。
自宅保存用飲料水
さらに、家の中には常時飲料水のペットボトルを準備しておきたいですよね。
もしもの時に、手にとれる場所に水があれば助かります。
氷砂糖
食べ物の前にこの
氷砂糖
をご紹介です。
これはぜひ準備して下さい!
疲労回復に必要と言われる糖分を補給できますし、自然な甘さが唾液の分泌を促し、のどの乾きを癒してくれます。
氷砂糖は多くの人にとって食べやすく懐かしい味ですので気分的にも落ち着きます。
食欲がない人もきっとこれなら口に入れることができるはずです。
さらに、ただ口に入れるだけという手軽さも嬉しいですよね。
準備もいりませんからね。
保存米・アルファ米
携帯用アルファ米
ハイキングや登山などの携帯食としても人気のあるアルファ米。
日本人はなんだかんだいっても米を食べるとほっとして落ち着くという方が多いです。
非常時は米を焚いたり、レンジが使えるかどうかもわかりませんので、アルファ米は準備しておいた方がいいですよね。
さまざまな味のものがでていますので、飽きないように数種類あるといいかもしれません。
自宅保存用米
災害が起きて自宅はなんとか無事だったという場合のことも考えると米は常に多めにあった方が安心です。
物流がしばらくストップすることも考えられますからね。
ドライフーズ
ドライフルーツ
などがオススメです。
栄養価が高く日持ちもしますしすぐに食べることができますので非常食として準備しておきたいですね。
最近は、リンゴやマンゴーなどとてもおいしいドライフルーツが豊富に取り揃えられています。
乾パン・ビスケット・クラッカー・クッキーなど
これらは、食べると口の中がもそもそぱさぱさしてしまいますが、昔から定番の非常食です。
チョコレートは季節によっては溶けてしまいますので、チョコチップ入りのクッキーなどの方がいいですよね。
水と同様、防災グッズ用のものは保存期間も長く、細菌の繁殖を防いだり、ゴミが出にくいような包装だったりと工夫が施されています。
レトルト食品・缶詰
家の中には、非常食用として常に準備しておきたいものです。
家族人数×2,3日分
はあったほうがいいです。
災害のあとはスーパーなどで
買い占め
がおきる可能性があります。
そんな時も不安にならずに冷静に対応できるように前もって準備しておくと安心ですね。
あると安心防災グッズ-防災用品編-
非常時は、ちょっとしたものが大活躍することがあります。
日頃は当たり前すぎてなんとも思っていないようなものが必需品だったりしますよ。
すでに家の中にあるものも多いと思います。
懐中電灯・ろうそく・マッチ
最近はLED電球など優れたものもありますよね。
災害のときは停電になる可能性は非常に高いですので慌てないためにもこれらは用意しておきましょう。
新聞紙
普段でもなにかと使える
新聞紙
非常時も持っているとさまざまな使い道があります。
- 防寒具として・・・新聞紙を体に巻いておく、服の中にいれておくだけでもいくらかは寒さをしのげます。
- 食器として・・・新聞紙で形をつくり、その上にポリ袋を被せれば簡易食器のできあがりです。洗う必要がないので重宝します。
- 丸めて添え木に・・・一日分を折り畳んでけがをした場合の「添え木」代わりになります。
ポリ袋
新聞紙同様、あると便利です。
大きさもいつくかわけて持っているといいですね。
給水袋として
できれば給水袋は別に準備しておいた方がよいですが、持ち合わせていなかった場合、汚れているバケツしかなかったとしてもポリ袋をかけると飲み水を確保できます。
食器代わりとして
新聞紙で作ったものの上にポリ袋を被せて簡易食器をつくれます。
料理をつくるときに
最近は普段でもビニール袋を使った料理法は人気ですよね。カンタンなものはビニール袋があれば作ることができます。
雨具として
大きめのものを持っていれば穴をあけてスポッと被れるレインコートとなります。
ガムテープ
袋を固定したい時や、怪我をした時の一時的な止血のためなど緊急事態では、重宝するといわれているガムテープ。
サバイバルナイフ
小さくて
- ハサミ
- カッター
- ナイフ
としてなどいくつもの機能を備えているものがひとつあると便利です。
レジャーシート
下に敷くことはもちろん、冬が防寒、夏は防暑として活躍してくれます。
雨除けにもなりますので軽くて大きめのものを準備します。
もしも避難所生活になった場合、ちょっとしたしきりとしても使えますね。
ヘルメット
頭上から何が落ちてくるかわかりません。
お子様は特に帽子よりもヘルメットを被せてあげましょう。
携帯ラジオ
普段は考えられませんが、インフラに影響がでると日頃はあたり前にできることが全くできなくなります。
テレビや携帯もつながらなくなってしまいます。
非常時こそ周りのウワサに振り回されずに正確な情報を入手したいですので、ラジオは必須です。
あると便利な防災グッズ-衣類編-
かさばる衣類は、圧縮してリュックサックにいれておくとかさばらずにたくさん入ります。
マスク
被災地や、避難場所では空気が悪かったり、風邪が流行ったりします。
多少の防寒にもなりますのであると安心です。
レインコート
災害の後はとにかく汚れてしまいます。
緊急時はいつ洗濯ができるのかもわかりませんので、雨でなくても服の上からレインコートを着ていると毎回洋服を着替える必要もありませんし、水で汚れを洗い流せばオーケーですので重宝します。
防寒にもなりますよね。
お子様には準備しておくことをオススメします。
日用品
- 歯ブラシ
- 歯磨き粉
- 石けん
- 洗濯洗剤
- 生理用品
- 化粧品
- ライナー
など
洗濯洗剤までは無理かもしれませんが、歯ブラシなどはあると安心です。
非常時でお風呂に入ることができなくても歯磨きができると幾分スッキリしますよね。
化粧もメイクはできなくても化粧水などはあった方が気分的に落ち着くことができます。
さらに、非常時でも女性は生理はやってくる可能性が…。
いつくるかわからない災害ですので、生理と重なるかもしれません。
慌てないためにこそっと防災グッズの中に生理用品もしのばせておきましょう。
ライナーも洗濯ができない時には便利です。
衣類・下着
持って行くのに限りがありますが、下着は数枚は準備しておくことをおすすめします。
寒い場合は防寒になりますし、しばらくは洗濯ができない可能性が高いですのでその期間をしのげる程度の下着の替えはあった方がないよりは快適に過ごせます。
軍手
緊急時は水が不足しがちです。
軍手があると
必ず用意しておきたい防災グッズ-その他編-
貴重品・メモ・現金
やはり
現金
はあると便利ですし安心です。
小銭なども準備しましょう。
貴重品は日頃から
をひとまとめにしておくことが大切です。
緊急時にひとつひとつ探しまわることはできませんからね。
メモ
とは、大切な人の連絡先を書いたものです。
携帯やスマホを持つようになって、大切な人の電話番号さえも覚えていないという人が多いと思います。
その頼みの綱の携帯が使えなかったらどうしようもありません。
万が一の時に備えて、メモをして入れておくと安心です。
運転免許証・保険証のコピー
これもあらかじめコピーをとって非常袋にいれておくと安心です。
ホイッスル
どこかに閉じ込められてしまったとき、叫んでいては体力を消耗してしまいますし、あまり気が付いてもらえません。
ホイッスルがあれば息をするだけで同時に音もなりますので、体力を消耗することなく居場所を知らせることができます。
救急セット・薬
非常時には、けが人も増えますし、環境の変化で体調を崩してしまう可能性があります。
病院も混雑していますので少しの傷などは自分で処置ができるととてもラクです。
- 消毒液
- バンドエイド
- ガーゼ
- 包帯
などは必要でしょう。
また、日常と違いますので子供やお年寄りは特に体調を崩してしまいます。
日頃使っている
- 薬
- 解熱剤
- 鎮痛剤
などは必ず準備しておきましょう。
トイレットペーパー・ティッシュ・ウェットティッシュ
普段でもティッシュはなにかと必需品ですよね。
あると重宝しますのでティッシュ類はきちんと準備しておきましょう。
水があまり使えない場合はウェットティッシュが大活躍です。
簡易トイレ
人が多く集まると問題になるのが
トイレ
もともと避難場所として設計されているわけではありませんので、どうしても手配が整うまではトイレが不足します。
お子様がいる場合はとくに簡易トイレを数回分もっていると役にたちます。
災害のときのことを真剣に考えてみる日
普段は忙しくて
とゆっくり考える時間がなかなかありませんよね。
しかし災害は誰の身にもおこる可能性がありますし、それがいつおこるかもわかりません。
9月1日を含む一週間は
防災週間
です。
年に一度、真剣に想像してみて、自分に必要な防犯グッズ、逃げ場所などを確認するようにしましょう。
今回、具体的にあげた用品は一般的なものです。
その他、お子さんがいたらミルクやおむつも一緒に準備しておいた方がいいですし、お年寄りがいれば入れ歯の手入れ用品なども必要です。
もしものときに最善の行動をとれるように日頃から準備しておくことが大切ですね。
いつ何時、災害が起るか誰にもわからへんで!
こうしてる今でも、災害が起る可能性ってのはあるんやでぇ~
せやから、日頃からの準備ってのが大切なんや。