こんな理屈が通用しなくなってしまうかもしれません。
NHKが受信料の全世帯義務化を検討しているというニュースが飛び込んできました。
NHKの最高意思決定機関といわれている経営委員会に対し執行部がテレビがない世帯も含む全世帯からの受信料徴収の義務化を明記した回答文書を提出したというのです。
テレビのない世帯からも徴収する根拠ですが、放送終了と同時に番組をネットで見られる環境になると、払っている世帯との間に不公平が生じるとしています。
また受信料の徴収に偏りがあり、これを是正したいという思惑もあるようです。報道によれば現在の受信料支払率は73%、特に都市部が低い傾向にあるとのこと。
NHKとしてはこの状況を改善したいという意図もあるように見受けられます。
一般の反応はあまり良くありません。
ツィッターでは批判が多くつぶやかれています。
受信料は本来は払わなければいけないもの
そもそもNHKの受信料は払わなければいけないものなのでしょうか?
法律などを参考に考えてみましょう。
結論から言うと現時点で、受信料は払う義務があります。
放送法という法律に明記してあります。
ただし、条件があります。
と定義されているのです。
例えばテレビは持っているけれどアンテナ線をつないでおらず、使用目的はゲーム機を接続してゲームをプレイするだけという環境であれば払わなくてもいいということになります。
実際それを理由にして受信料を払わないということもいままでは出来ました。
しかし、今回の全世帯義務化が実現すれば、テレビを持っていない世帯でさえ徴収の対象となるのですから、
- テレビ持っていません
- テレビ持ってるけど放送を見るために使っていません
これらは通用しなくなります。
NHKの番組は受信料で制作されているということをもう一度考えてみよう
番組を制作するにはお金がかかります。民放は制作費の回収法としてCMを流すことで費用を確保しています。
NHKは国営放送であり、CMによる広告収入での制作費回収という方法を採用していません。
中立という立場を守っているのです。
視聴者はこのことを理解する必要があります。
受信料支払い拒否の理由として「番組がつまらない」という意見があります。
昔はNHKといえばニュースか教養番組がメインでした。
ですが、最近は良質な娯楽番組が多数放映されています。
一度NHKの番組をじっくりと試聴することをお勧めします。
おもしろくてためになる番組が意外と多いことに気がつくと思います。
語学番組でさえ、楽しみながら学べるという内容になっています。
そんな努力を続けているNHKを応援するつもりで受信料を払いましょう。
きっとNHKはあなたの期待に答えてくれるはずです。
NHKの受信料、ちゃんと払わなアカンで!
結構面白い番組から、ためになる番組が沢山あるんやから