呼び方の違い?
肉まんと豚まん
めっきり寒くなってきました。
外回りをしているとふと食べたくなるのが肉まんです。
最近はピザまんも人気のようですが、中華まんといえばやっぱり肉まんではないでしょうか?
中華まん独特のふわっとした生地に包まれた豚肉がぎっしり詰まったあん、店によってはざく切りしたタケノコも入っていて、しゃっきりした食感がたまらないんですよね。
肉まんは筆者が子供のころからありますが、あの底についている台紙をはがすときの何ともいえない期待感は大人になったいまでもときめきます。先日もついコンビニに立ち寄って肉まんをぱくついてしまいました。
で、気になったのが肉まんの他に豚まんという商品があったこと。
肉まんといえば豚肉が入っているのはあたりまえであって、
肉まん=豚まん
であるわけです。
なのになぜあえて豚まんという商品があるのか、混乱しました。
しかも豚まんの方が若干高いのです。これはどういうことなのでしょうか。
関西では肉といえば牛
そもそも肉まんと豚まんの違いをひもといてみると、
呼び方だけの違い
のようです。
関東では肉まん、関西では豚まんと呼んでいます。
なぜ関西はわざわざ豚と具体的に呼ぶのかというと、神戸などの牛肉の産地が近い関西地方では「肉」といえば「牛肉」を指すのだそうです。
だから豚肉を主な材料としている肉まんを豚まんと呼ぶようになったとのこと。
しかし最近は「肉まん」という呼称が広く親しまれるようになったため、関西でも「肉まん」と呼ぶことが多くなったという話を聞きます。
まさに「肉まん」は全国区となったわけです。
豚まんは高級志向
豚まん
ではなぜ豚まんと肉まんを同時に扱っている店が存在するのでしょうか?
まさか関西出身のお客さんのために「豚まん」という表示をあえて使っているわけではないだろうし…。
店員さんに確認したところ、豚まんは通常の肉まんよりちょっと贅沢に豚肉を使っているそうです。
そのコンビニでは「豚まん」は豚肉がごろごろ入った
プチ高級肉まん
だそうで、豚肉の食感やコクのある味がより楽しめるのだということでした。
つまり豚まんは、ワンランク上の肉まんだということです。だから値段にも差があるんですね。
あまり変わらない気が…
そこまで言うのならワンランク上の肉まんを味わってみようじゃないかということで、「豚まん」を食べてみました。
確かに肉まんよりも豚肉の量が多い気がしました。
ゴロゴロとは言わないまでも歯ごたえを感じさせる程度の大きさの豚肉が入っていましたが、私的にはあまり通常の肉まんと変わらないような気がしたのですが…。
いや、でもこれは筆者の味覚がおかしいのだと思います。
筆者、ヘビースモーカーですから味覚が通常より鈍いのです。
確かに豚肉の食感を味わうことが出来ましたし、「豚まん」という呼称で差別化するだけの価値はあるのではないでしょうか。
肉まん、豚まんは日本の冬の風物詩です。みなさんコンビニで「豚まん」を見かけたら是非ご賞味ください。
まさケロンは肉まんよりも豚まんが好き!お肉のボリュームが違うんだよね〜。