冬の足音が聞こえてくると、海岸沿いのビニールハウスの横に、色とりどりのノボリが並びます。
そこには『牡蠣』という文字が大きく書かれていて、何やらいい香りもしてきます。
そう、ここは毎年冬になると牡蠣小屋が並ぶ地域。
それぞれの店がそれぞれに工夫を凝らして、お客さんが来るのを待っています。
ブームになりつつある牡蠣小屋。
牡蠣が好きな人なら、ぜひ一度は行ってみたいものですよね。
まずは確認
牡蠣小屋が営業するのは、だいたい11月~3月の冬季限定。
営業時間はお店によって違うので、電話やHPで事前に確認することをおススメします。
土日祝日などに行く場合は必ず予約を入れましょう。
お腹が空いているのに待たされるのは辛いもの。
予約をしておけば安心です。
着ていく物にも気を付けて
貝の中から熱い水が
牡蠣小屋に行くときは、あまり高い服やお気に入りの服で行かないようにしましょう。
牡蠣を焼いている時に、貝の中から『熱い水』が飛び出すことがあります。
結構勢い良く飛ぶので、衣類にかかってしまうことが多いのです。
灰にも注意
また炭火で焼く場合は、『灰』が飛んでしまうことも。
お店によっては、衣類に汚れが付かないように、エプロンやジャンパーなどを無料で貸し出している所もありますが、それなりの服で行く方が無難です。
厚着しすぎないように
また海岸にある牡蠣小屋だからといって、やたらと厚着をして行かないようにしましょう。
目の前で焼くので、その時はかなり暑くなります。
『着脱が簡単に出来る格好』で行くのをおススメします。
基本情報
食べ放題とそうでないお店がある
牡蠣小屋には食べ放題のお店もあれば、そうでないお店もあります。
どちらがお得かは、食べに行く人の胃袋の大きさによるでしょう。
また60分や90分、120分というふうな制限時間を設けているお店が殆どですが、空いている場合は、そのへんを緩く見てくれるお店もあるようです。
必要なアイテムは基本無料で貸し出してくれる
牡蠣を焼いたり食べたりする時に必要なアイテム、
- 軍手
- トング
- 牡蠣ナイフ
- タオル
などは、基本無料で貸し出してくれます。
牡蠣以外もあるの?
メニューは牡蠣だけではありません。
牡蠣の他には、
- ハマグリ
- サザエ
- ホタテ
- えび
- いか
- アナゴ
- アジ
- サワラ
- ししゃも
また、子どもが大好きなウィンナーやお店によっては地鶏、豚バラなどもあるんです。
絶対食べたい牡蠣飯、ホイル焼きにするイワシ明太、いかの一夜干しも食欲をそそります。
カニ汁、唐揚げ、うに、なまこ、おにぎりなどの一品物メニューが充実しているお店も。
ドリンクもアルコール類からソフトドリンクまで、一通り揃っています。
持ち込みがOKなお店も
持ち込みがOKなお店もあります。
基本的には「網の上で焼かない物のみ」の持ち込みを認めてくれています。
例えばおにぎりや飲み物、調味料といった物ですね。
調味料もポン酢や醤油、レモン汁、七味などは大抵のお店で常備していますが、
それ以外の調味料を使いたい場合は、お店の方に確認してみましょう。
こんな所に牡蠣小屋が!?
都会のど真ん中にも
「牡蠣小屋は海の近く」というイメージが近かったのですが、ここ最近は都会のど真ん中で営業するお店も増えてきました。
東京なら渋谷、大阪なら難波、福岡なら天神などというふうに、わりと気軽に立ち寄れるようになってきています。
都会の牡蠣小屋は一年中営業していたり、営業時間も長めの設定になっていることが多いようです。
またバーベキューのように一式貸し出してくれる会社もあります。
コンロやテーブル、イス、トング、軍手、牡蠣ナイフ、テント、もちろん主役の牡蠣も付いています。
冬の恒例イベントとして、気の合う仲間と自宅の庭を牡蠣小屋にしちゃうのもいいかも。
さあ、行ってみよう
身近になった牡蠣
なかなか焼きたてを食べられる機会が少なかった牡蠣が、牡蠣小屋のおかげで、だいぶ身近に感じられるようになってきました。
敷居も高い訳じゃなく、気軽にワイワイ行けるのも嬉しいですね。
事前に確認したい内容
- 定休日と営業時間
- 予約が必要かどうか
- エプロンなどの貸し出しは?
- 制限時間と料金
- 持ち込みOK?
金額も居酒屋の一般的なコースとあまり変わらないので、むちゃくちゃ食べちゃう学生さんも安心です。
今シーズンこそ、冬の味覚を堪能しに、牡蠣小屋に行ってみませんか?
牡蠣小屋に行く時に着ていく服には気をつけなきゃ!・・・え?お前は服を着るのかだって?