「ミツバチが花の蜜を採って来て、巣の中で加工・貯蔵した物。自然界で最も甘い蜜。」
そう、誰もが知るハチミツ。くまのプーさんも大好き。
でも、このハチミツに秘められた力。知っていますか?
はちみつをザックリご紹介
どんだけあるの?栄養素
ハチミツには、
- 果糖
- ブドウ糖
- ビタミンB1
- B2
- ビタミンC
- カルシウム
- 鉄
- 銅
- カリウム
- マグネシウム
- ナトリウム
- 葉酸
- アミノ酸
- グルコン酸
- オリゴ糖
- クエン酸
などなど…十分すぎるほどの栄養素が入っているのです。
受験生、注目!
ハチミツはとても理想的に糖質を補給できる食品です。
吸収の早いブドウ糖と、遅い果糖が混合されて入っている為、即効性があるだけではなく、持続効果もあるんです。
糖質は脳への唯一のエネルギー。脳の働きも高めてくれるうえに、果糖・ブドウ糖は疲労回復にも有効。
「受験生」におススメです。
ハチミツの効能
ハチミツは万能常備薬
ここで、ハチミツの薬用効果をご紹介します。
- 便秘
- 下痢
- やけど
- 擦り傷
- 口内炎
- 咳
- 風邪
- 胃潰瘍
- 高血圧
- 慢性疲労
便秘や下痢
- オリゴ糖やグルコン酸が善玉菌のエサになって活発にさせる
- ビフィズス菌も増やしてくれる
- 細菌感染で下痢になった場合、抗菌作用と修復作用で穏やかにお腹の調子を整えてくれる
やけど・擦り傷 (軽めの傷)と口内炎
- ハチミツには「抗菌力」と「保湿力」がある
- 傷の治りを早めて、その傷跡を残りにくくする効果を持つ
- 清潔なガーゼ等にハチミツをたっぷり染み込ませて、直接傷口に当てる
- 口内炎には直接塗る
咳・風邪
ハチミツには「抗菌作用」と「消炎作用」があるので、咳の症状も緩和します。
咳がひどくて眠れない時は、スプーンに1~2杯のハチミツを食べましょう。
またハチミツ生姜もいいですよ。新陳代謝を高める生姜とハチミツのペアは、弱った身体に最適。回復を早めてくれます。
胃潰瘍
「殺菌作用」の強いハチミツは胃潰瘍にも効果大。
特に「マヌカハニー」というハチミツは抗菌・殺菌力が高く、ピロリ菌をやっつけてしまうそうです。
動脈硬化も防ぐ
- ハチミツに含まれるコリンは、血管を拡げて血圧を下げる働きがある。
- そして血管の壁に沈着しようとする悪玉コレステロールを防いでくれる。
- 塩分を摂り過ぎて高くなったナトリウムのバランスをカリウムが調整してくれる。
要するに、「塩分を摂り過ぎて高血圧になることを予防する効果がある」ということ。
二日酔い
二日酔いにも力を発揮してくれます。
ハチミツに含まれる「果糖」がアルコールの分解を手伝ってくれるのです。
お酒を飲む前、飲んだ後でも効果あり。
二日酔いの時のあの頭痛を解消してくれるのは嬉しいですよね。
スポーツのエネルギー源にも
胃腸に負担をかけずに、栄養分が短時間で吸収される為、効果的に「疲労回復」が出来ます。
激しい運動などの合間にも効果あり。
ハチミツできれいになれる
キレイノススメ
ハチミツは「保湿性」に優れているので、美容にもその効果を発揮。
きれいになりたい女性はもちろん、乾燥肌の男性にもおススメです。
パック
- ハチミツをそのまま塗って10分したら洗い流す
- 手荒れの場合も、ハチミツパックが効果あり
化粧水
化粧水の中にハチミツを少量入れるだけで、トロトロモチモチお肌の出来上がり。
シャンプー
シャンプーの中にもハチミツを入れてみると、髪がしっとり、ツヤツヤに。
傷んでいる部分は直接塗ってヘアパック。数分したら洗い流しましょう。
リップ
カサカサ唇に効果的。
荒れた部分をしっかり修復してくれます。唇に直接塗って数分パックするだけ。
「簡単で美味しいリップケア」です。
料理だって美味しくしちゃう
「保湿性」や「吸収性」に優れるハチミツは料理にも活かせるんです。
肉料理
- ハチミツを肉にかけると、肉が縮むのを防ぐ
- 肉汁が流れ出るのも防ぐ為、肉が固くなったりパサパサしない
- 肉料理がジューシーになる
魚料理
- 魚の臭いを消す
- 砂糖の代わりに煮物に入れるとコクが出る
ご飯
- ハチミツを少量入れて炊くとお米の保水性を高める
- ふっくらと、ほんのり甘く炊き上がる
でもハチミツって、固まるもん
カチカチのハチミツ
そうなんです。
ハチミツはすぐ固まるから苦手…という人もいるでしょう。
でもこんなに身体に良い物を、それだけで遠ざけてしまうのは勿体ないですよね。
使い切る自信がなければ、少量のハチミツを購入しましょう。
マメに使う工夫も
そして頻繁に使う工夫も必要です。「うがい」の時もハチミツを混ぜると効果大。
「殺菌作用」があるので、お茶でうがいするのと同じ効果が得られます。
あとは料理に入れたり、紅茶に入れたり、マメに使ってみると固まる前に使い切れるかも。
カチカチをトロトロに戻す
大きな物の場合は、熱に強い容器や瓶などに小分けするのがおススメ。
固まったら湯煎して戻すのがハチミツの基本。
湯煎は40度から60度のお湯でやりましょう。
その温度に耐えられる容器に予め入れておけば、そのまま湯煎するだけでOK。
「保存は基本的には常温で大丈夫」です。
1歳以下の子どもには与えないで
ボツリヌス菌
「ボツリヌス菌」は土の中や泥の中で育ち、菌のいる所に生える植物は、その芽胞で汚染されてしまいます。
芽胞が付いた花粉をミツバチが運ぶので、ミツバチも汚染されてしまうのです。
乳児ボツリヌス症の症状
通常は大腸の中にいる正常な細菌により増殖出来ませんが、乳児の大腸ではそれが出来ず、「乳児ボツリヌス症」を発症させてしまうのです。
生後3週から6か月の乳児に見られる病気です。
症状としては
- 哺乳不良
- 元気がない
- 便秘
- よだれが多い
- 無呼吸
などです。
きちんと病院にかかり、「血清」を投与してもらう必要があります。
1歳を越えると正常な細菌が作られ、ボツリヌス症は発症しなくなります。
健康を意識しよう
ハチミツ健康法
抗菌作用や消炎作用、保湿力もあるハチミツ。
医療的にも効果が証明されているのだから、もう言うことナシ。
オーソドックスにパンに塗ったり、ヨーグルトに入れたりして、簡単にハチミツの栄養を摂取出来ることが嬉しいですよね。
身近にあって、手に入れやすい価格の物だから、是非、一人暮らしの人にも食べてほしいと思います。
ちょっとの努力が、あなたの健康力をアップさせてくれます。
未来も健康で楽しく過ごす為に、ハチミツを利用してみませんか?
万能薬とはハチミツのことだね!1歳以下の子どもには与えないよう気をつけよう!