オンライン調査体験記
意外と簡単
国勢調査が始まりました。今年から全国的にパソコンやスマートフォンなどを利用した
「オンライン調査」
が可能となり、注目されています。
9月上旬に筆者の家にも調査員が訪ねてきて、マニュアルとID、パスワードが記載された書類を受け取りました。
マニュアルによれば、流れとして、
- 可能な限りオンラインで記入
- オンライン実施不可だった場合、後日書類が送られてくる
- 種類にて記入後提出
となっています。
どうせならオンラインのほうが良いと思い、先日指定されたURLから実施しました。
感想ですが、質問項目が多く、時間がかかる煩雑なものというイメージがあったのですが、実際はあっという間に終わってしまいました。
所要時間は10分程度。質問項目も15〜20程度で、即答できるような簡単な質問ばかりでした。
国勢調査ってなに?
聞けば国勢調査は5年に一度実施されるものだそうです。
ということであれば少なくとも5年前に一度経験しているはずなのですが、さっぱり記憶にありません。
確か、警察官が来て用紙を配っていたと思います。
おそらく筆者ではなく家族が記入して提出したので、印象に残っていないのでしょう。
だから筆者自身が直接行うのは実質今回が初めてです。
そもそも国勢調査というものがどういったものなのかが、しっかりとイメージできていなかったため、勤務している会社の資本金やら総従業員数や家族全員の誕生日、年収などをすべて調べて資料として手元に置いたうえで、臨んだわけです。
結果として筆者が用意しておいたような情報はいっさい必要ありませんでした。
絶対記入することになるだろうと予想していた年収も質問されることはなく、ちょっと拍子抜けです。
国勢調査は何のため?
「日本で最も重要な統計」
国勢調査という言葉は聞いたことがあっても、どのような調査なのかをしっかりと把握している人は少ないと思います。
総務省統計局によれば、
「日本で最も重要な統計調査」
とのこと。
具体的には、
「国内の人口や世帯の実態を明らかにするため」
に実施され、
「福祉施策や生活環境整備、災害対策」
などに利用されるとのこと。
確かに質問項目には、筆者が予想していたような「年収」や「住所」などを記載する項目はなく、
といった設問がメインでした。
拒否できるのか?
国勢調査は「拒否」することができるのでしょうか?
調べてみたところ、日本に住んでいる人はすべて協力する義務があり、拒否や虚偽の回答をした場合、罰則が定められているそうです。
ただし、今まで個人で罰則を課せられた例はないとのこと。
とはいえ、義務とのことなのですから、快く協力したいものです。
個人情報を公にしたくないとの理由から国勢調査に消極的な人もいるようです。
筆者の私見ですが、今回の調査で個人情報を入力するような設問はほとんどありませんでした。
ひとつ気になったのは、会社名の入力を求められたことですが、国が取りまとめている調査なので悪用されることはないでしょう。
あとで調べてみたところ、企業に対して在籍確認等はいっさい取らないとのことでした。
これがすごい面倒な内容なら拒否したくもなるけど、案外簡単にすむし、個人情報も大丈夫そうだし、まさケロンも協力することにするよ!・・・え?カエルは調査の対象外?