避粉地とは?
避粉地という言葉をご存じでしょうか?
避暑地というと、暑さを避けて涼しいところに行く、もしくは滞在する場所のこです。軽井沢がぱっと頭に浮かんだのではないでしょうか?
同じように、避粉地は
「花粉のない、もしくはゼロのエリアのこと」
です。花粉症で悩む花粉症患者の人たちが、花粉を避け、花粉の少ないエリアに旅行に行ったり、長期滞在をする場所が避粉地です。
花粉飛散終了時期は、地域差はありますが、2月に始まって、おおよそ2カ月から4カ月かかると言われています。その間中、ずっと花粉症の症状に苦しむのはとてもつらいですよね。ですので、花粉の少ないエリアに旅行に行ったり、可能でしたら長期滞在すると、リフレッシュできますね。
避粉地にオススメの場所はどこ?
ざっくり言ってしまうと、
- 北海道
- 沖縄
- 離島
です。
オススメなのは、沖縄!
沖縄がオススメの3つの理由
- 針葉樹であるスギやヒノキがほとんどない
- 観光地として、宿泊施設や交通網が整っている
- 2月から5月の間の避寒(冬の寒さを避け暖かい土地へ行くこと)を兼ねることができる
地元の人によると、スギ花粉が飛散する時期に避粉して来られる方は多いそうです。中には1カ月ほど滞在する人たちもいますし、あまりにも花粉症がひどくて、一家でそろって沖縄に移住した人たちもいるそうです。
スギ、ヒノキ以外の花粉に注意
注意していただきたいのは、「沖縄にも別の花粉がたくさんある」ことです。アレルゲンになる花粉は、
- モクマオウ(木麻黄)
- さとうきび
の花粉などです。また、花粉とは別に「黄砂」のアレルギーもあります。
ですが、例えば、さとうきびの花粉症の場合は、さとうきび畑に近づかないようにすれば良いだけのこと。仮に、実際にアレルギーを起こしたとしても、スギやヒノキの花粉のようにひどい症状が起こる事はまずないそうです。
花粉症の時期に花粉症の人が沖縄に行くと、とても息がしやすくなってびっくりするそうです。
ひどい花粉症の人でも、空港で飛行機から降りた瞬間に鼻水が止まるそうです!
北海道
白樺(しらかば)の花粉にご注意を
北海道でも、スギ、ヒノキの花粉によるアレルギー症状はほとんどありません。しかし、沖縄と同じように、北海道にも独特の花粉症があります。それは、
「白樺」
です。白樺の花粉は4月下旬から5月~6月に飛散するそうです。ですが、旅行で訪れる場合はほとんど問題はないそうです。
その年の気候によりますが、3月ですと、スキーやスノーボードをまだまだ楽しめますよね。避粉と、よい雪質のスキー場を求めて北海道、というのも楽しそうです!
離島
訪れる前にリサーチを!
海に囲まれた島国、日本ですから、島はたくさんあります。ですが本土に近いと、やはり花粉症は起こるようです。例えば、兵庫県の「淡路島」。明石大橋を渡れば、大阪、神戸市内から車で30分ですが、やはり花粉症があります。
春本番になると、淡路島モンキーセンターでは一部の猿たちがぐったりとしたり、目をこすったりしているそうです。人間の花粉症と同じ症状に悩んでいるようですね。ですので、やっぱり陸から離れた離島でないと避粉の意味がありません。
おすすめの離島は?
では具体的にどこがいいのでしょうか?
本土から離れれば離れるほど、花粉の量は減っていくようです。
例えば関東からでしたら
「小笠原諸島」と「伊豆大島」
が挙げられます。
「伊豆大島」は本土に比べると花粉の量は20%ほどです。
対して「小笠原諸島」ですと、ほぼ0%です。
瀬戸内ですと、
「小豆島」
が花粉の量が少ないようです。本州よりも飛散量が約3割と、かなり少なくなっています。
近場ですと、花粉0%はむずかしいですが、気軽に、しかも低予算で出かけることができます。お休みや予算で、ご自分にあった避粉地を選んでくださいね。
避粉地やっぱりあるじゃない!花粉飛散時期の旅行先決めるときなんかも参考になるね~。