雨の日の風景として、すっかりおなじみなったのが女性の長靴です。長靴というより、
「レインブーツ」
と言ったほうがしっくりくるような、おしゃれなものが多いですね。
このレインブーツ、女性にはだいぶ浸透しましたが、男性が履いているのをあまり見かけないように思います。雨の日に、スーツはびしょびしょ、もちろん革靴も。そんなビジネスマンをたくさん見かけます。
オフィスでも、営業や打ち合わせで外出する機会がは男性の方が多いと思います。ビジネス以外の場所でも、男性はパンツは裾が長い、いわゆる長ズボンを履いている人が多いですよね。
雨の日に裾が長いボトムを履く男性にこそ、レインブーツは必要だと思います。なのに、
「なぜ、男性にレインブーツやレインシューズが広がらないのでしょうか?」
男がレインブーツを履かない理由
理由その1:レインブーツはビジネスのTPOに合わない!?
男性のビジネスのスーツは、ジャケット、ズボンから、足元の革靴まででワンセットです。女性の服装のように、好きなパーツを組み合わせてコーディネートするものではありません。
それだけに、「服装のTPOに関しては女性よりも厳格」です。
かっちりとしたスーツなのに、足元にゴムのレインブーツと言うのはやはりビジネスの場では浮いてしまうと思われるのでしょうね。
理由その2:スキニーパンツを履くかはかないか
スキニーパンツと言うのは、足にぴったりとフィットしたズボンのことです。ストレッチ素材が使われることが多く、女性の間ではもう定番です。そのスキニーパンツを履いてブーツにインする、つまり、パンツを履いた上からブーツを履くコーディネートが女性の間ではよく見られます。
ですが、男性でこんなにぴったりしたパンツを履く人が、どれだけいるのでしょうか?
若い人たちで、ファッションに敏感な人たちはどんどん取り入れているようですが、30代40代の働くお父さんにとっては、敷居が高めのアイテムになっています。
前置きが長くなりましたが、男性がレインブーツやレインシューズを履いたところで、女性のように短めのスカートやショートパンツを履いたり、スキニーパンツを履いたりしないと、雨や、地面に跳ね返った雨で裾がびしょびしょになってしまうのです。
だったら、「履いても履かなくても同じ」、という結論に落ち着いてしまいます。
理由その3:コーディネートがむずかしい
では、裾の長いパンツの裾をレインブーツの中に押し込んでみたらどうでしょう?
作業着のような、どこかあか抜けない感じになってしまいますよね。男性用のファッション誌や、メンズ館と呼ばれる、紳士服専用の売り場がどんどん増えています。
ですが、「男性のファッションはまだまだ保守的」で、選択できるオプションが限られているようです。
理由その4:服装に無頓着!?
かと言って、いくら雨に濡れるからといって、何の対策もしていない人を見ると、女性からするとやはり首をかしげたくなってしまいます。
ファッションだけでなく「濡れること自体あまり気にしない」人が多いのかもしれませんね。
男だって、レインブーツを履きたい!
ですが、
- やっぱり雨で靴がなかなか乾かないのはいや、
- お気に入りの靴がだめになってしまうのはいや、
という方はおられると思います。ちゃんと調べると、男性用のレインブーツはたくさん販売されています。
おすすめは、ショートタイプのブーツ
これならば、「スーツ」でも、「カジュアルなジーンズ」や「チノパン」でも大丈夫です。
ロングブーツは難しいですね。裾が長いパンツだと合わせられませんし、上級者向きだと思います。ショートブーツでも、ソールの部分がスニーカーのように白くなっているカジュアルタイプや、一見すると革靴に見えるビジネスタイプもあります。
セミロングのブーツ
例えば、オフィスでもスーツではなく、カジュアルなスタイルな人などは、ちょっと冒険してみても良いのではないでしょうか。まるでエンジニアブーツのようなデザインのセミロングのブーツがあります。
筒の高さが10センチほどですが、それでも、ショートブーツに比べると、雨が降りこんでくるのをもっとしっかり防いでくれますし、雪が降った日には防寒にもなります。
まとめると、
やはりショートブーツがおすすめ!
上級者はセミロングタイプにチャレンジ!
が結論です。
デザインが良くて、かっこいいレインブーツやレインシューズはそれなりのお値段がします。ですが、天然ゴムの素材が良いものを選んだり、上質なデザインの物を選んだりすると、お天気が良い日やアウトドア、夏のロックフェスなどでも履けて、お得感がありますよ!
長靴感をなくしたかっこいいレインブーツもちょこちょこ出始めてるみたいだし、そこのあなたもちょっと探してみては!