未来創造甲子園とは
未来創造甲子園という言葉を聞いて皆さんはどんなコンテストなのか想像がつきますか?
発明?
未来の世界の様子を想像する?
それとも自分が将来なりたい職業について熱い思いを語り合い、その熱意の程を競うコンテストなのかもしれません。
正解は
企業やNPOなどの団体を設立するアイデアのコンテスト
です。
いわば起業のプレゼン能力を競う甲子園。
そしてこれがもっともユニークな部分なのですが、参加資格は現役高校生であること。
大学生や社会人は応援はできても参加はできないのです。
高校生による起業コンテスト。それが未来創造甲子園です。
運用もすべて現役高校生が実施
未来創造甲子園は英訳の頭文字をとって
NES(ネス)
と呼ばれています。
どこかの企業が企画したのかとおもいきや、企画から運営まですべて現役高校生が行っています。
もちろん有名起業家や企業や団体関係経験のある大学生がサポートしますが、基本的には運用はすべて高校生の手によって行われます。
まさに高校生による高校生のためのコンテスト。
筆者がNESを知ったのはあるラジオ番組です。
主催者の一人である女子高生がNESの告知をしていたのです。
未来創造コンテストと聞いててっきり発明のコンテストだと早合点しました。
ところが実際は起業についてのプレゼンを競い、優勝チームを決めていくものだと聞き、興味をいだきました。
しかも、出場できるのは現役の高校生のみというではありませんか。
ラジオに出演していた女子高生は実に堂々とした口調で、NESの具体的な内容、なぜ企画を立てたのか、NESに対する熱い思いなどを語っていました。
何よりも競う内容がスポーツなどではなく起業のためのプレゼンという点に筆者は興味を惹かれました。
ネットで調べてみると、私が見た限りでは公式ホームページは開設されていませんでしたが、FACEBOOK、Twitter、USTREAMにて盛んに告知を行っていました。
あえてホームページをつくらないところなど逆に、ネットを研究し尽くした結果なのではないかと思います。
NESは2014年の1月から開催される予定ですが、それに先立ち12月にプレイベントが行われたそうです。
著名な起業家、ベンチャー企業の代表者などをゲストに迎え講演会も開催され、本格的な内容だったそうですよ。
高校生から起業を考える。これからの日本を担っていく世代の挑戦
それにしても高校生が起業についてのアイデアを競い合うのはとても好感が持てます。
日本経済は良い方向に回復しつつあるといわれていますが、まだまだたくさんの課題が残されています。
そんな状況のなかで、本来は社会人や大学生が関わるものという認識が強かった、ビジネスを興(おこ)すという分野に高校生たちが挑戦するのです。
これは楽しみなイベントですね。
高校生ならではの発想で大いに盛上げてほしいと思います。
それにしてもいまの高校生は真剣に自分たちの未来について考えているんですね。
筆者が高校生のころは、とにかく遊ぶことに夢中でした。
今が楽しければいい、そんな毎日を送っていました。いまの高校生を見習わなくてはいけませんね。
一回高校生がやってる技術博覧会に行ったことあるけど、ホンマ発想が新しくてびっくりしたわ!
これからも、勉強してこれからの社会を背負って行って欲しいもんやねぇ~