先日、あるテーマパークに遊びに行きました。冬休み中とあって入場規制がかかるほどの混雑ぶり。
アトラクションは最大で3時間待ち。
正味10分程度のジェットコースターに乗るのに3時間待ちですよ。
でも待つのは嫌いではないので、長い列に並びましたが……。文庫本を持参し、待ち時間も有効活用です。
アトラクションだけではなくて喫煙所にも長い列ができています。
こちらの方は回転が早いので、5分も待てばタバコが吸えるのですが、人によってはイライラしてしまうかもしれません。
実際、列に並んでいるお客さんがポツンとつぶやいているのを聞いてしまいました。
当然ながらトイレにも長い行列ができています。
男性用はさほどでもないのですが、女性用は
ちょっと気の毒に思いました。
トイレに入ったあと洗面台で手を洗うにも順番を待たなくてはならず、すごい人気だなと改めて感心しました。
さて、
第10回エコプロダクツ大賞
が発表されました。
エコに貢献した様々な商品、技術、サービスが受賞していますが、そのなかにちょっと興味を引くものがあったので紹介したいと思います。
アレとアレをくっつけちゃった!「手洗器一体型小便器」登場
ちょっと興味を引いたもの。
それは
手洗器一体型小便器
です。
どのようなものかというと、その名の通り
手洗い用の小さな洗面台が上部についた小便器です。
なぜこれがエコなのかというと手洗いに使用した水をそのまま水洗に使うからです。
データによれば一回あたり500ccの水が節約できるとのこと。
公開されている写真を見たところ、実にスマートにデザインされていて一見普通の小便器と変わりません。よく見ると上部に手を洗う洗面台がついています。
水の節約だけではない、大きなメリット
現在、大分自動車道の「山田サービスエリア」と名神高速道路の「大津サービスエリア」に設置されているそうです。
このユニークな小便器、水の節約以外のメリットも期待されています。
省スペース
洗面台と一体化することで既存の洗面台の数を減らすことが出来ます。
そのためより広いスペースの確保が可能となるのです。
混雑の緩和
前述のテーマパークの例を思い出して欲しいのですが、小便器と手洗器が一体化されているので
用を足したあとわざわざ洗面台を使う必要がありません。
そのため、洗面台の順番待ちが軽減されます。
以上のような理由から高速道路のサービスエリアに導入されたというのも頷けます。
サービスエリアのトイレも、ともすれば混雑する可能性が高い環境です。
エコ効果もさることながら、
- 省スペース
- 混雑の緩和
が期待できるとあっては試験的に導入するには最適な環境といえるのではないでしょうか。
現在一般家庭に広く普及している水洗トイレには手洗器が標準で装備されていますが、これは日本独自のアイデアだという話を聞いたことがあります。
狭い住宅事情を考慮した結果だそうで、そのアイデアに水洗トイレを開発した欧米人が感心したということです。
今回紹介した手洗器一体型小便器も関係者の間では大変好評で、利用者の受けも良いとの報道がされています。
手洗器と小便器をドッキングさせるとはまさにコロンブスの卵的発想です。
今後、駅などを中心に広く普及してく可能性がありますね。
すごい発想やな!
「もったいない」
ワンガリ・マータイさんが世界中に広めた日本語やな。
まさケロンも、エコに努めるでぇ~