皆さんが住んでいる地域にも、この行事が終われば温かい季節が近づいてきたな、と思うようなことはありますか?
このような行事の一つが奈良県にはあります。
東大寺で行われる
修二会(しゅにえ)のことです。
毎年、3月13日に行われています。(正確には、14日の午前1時過ぎ)
正直、修二会と言われてもピンときませんでした。
お水取り
と言ったほうが伝わりやすい人がいると思います。
私も、お水取りを何度か見に行ったことがありますが、まだ幼かったため、この行事に何の意味があるのかわかりませんでした。
そこで今回は、この修二会ことお水取りについて紹介したいと思います。
東大寺
修学旅行などで、訪れたことがある方が多いと思います。
歴史の授業で出てくるので皆さんご存知かもしれませんが、紹介をさせてもらいます。
東大寺は、奈良時代に聖武天皇によって立てられたお寺です。
大仏殿には、「盧遮那仏(るしゃなぶつ)」と呼ばれる、大乗仏教における仏の一つがあります。
南大門には、金剛力士像と石造獅子1対があるのです。
二月堂
修二会が行われる会場となるのは、この二月堂になります。
二月堂とは、奈良時代に立てられた仏道です。
現存している建物は、1669年に再建されたもので、日本の国宝に指定されています。
大仏殿の東方にあり、坂を上がったとにあるため、傾斜が凄いです。
修二会の意味とは?
修二会の起源には、面白い説があります。
751年に東大寺が開山し、良弁(奈良時代の華厳宗の僧)の弟子である実忠が山で修行をしていました。
すると、天人が住む世界へと通じる竜穴を見つけたのです。
実忠はその世界で、天人たちが十一面観音の悔過を行っているのを見て、これを下界でもやりたいと思ったのです。
ですが、天人たちが住む世界のいち日は、我々が住む人間界の四百年にも当たります。
なので、修二会では少しでも天人たちが住む世界に時間を合わせるために、松明を持って走るのです。
修二会を行う意味、気になりますよね。
しかし、この修二会を行う理由はわかっていません。
松明の火の粉をかぶると、その年は健康で幸せに暮らすことが出来ると言われているのです。
つまり、健康祈願の意味があるんです。
上でも言いましたが、私は小さい頃に何度か「修二会」を見に行ったことがあります。
近くで見るとすっごい熱いです!
結構迫力ありますよ。
よくあんな重そうな物を持ちながら走れるな、と思いました。
ましてや、火がついてるんですよ。
時間がある方は、是非見に行ってください。
やっぱりこういう昔からの行事って大切にして後世に残していきたいなぁ~
いつまでもやって欲しいってホンマに思うわ!
お水取りを見に行く人は、結構冷えるさかい暖かい格好していきやぁ~