リケジョ獲得に向かって各社に動き。コニカミノルタが説明会開催
複写機を主力商品とするメーカー、コニカミノルタが池袋の自社直営プラネタリウムで
「リケジョ」
を対象とした会社説明会を開き、約160名の参加者が集まりました。
専門知識を身につけた優秀な人材の確保はメーカーにとって自社の競争力を高める重要な戦力となるため、各社が競争を始めています。
日立製作所は昨年、東京で「リケジョ」を対象とした説明会を開催。
今年は大阪で同様の説明会を開催予定です。
メーカーの担当者は
と、語っています。
世の中、景気が上向いてきたとはいえまだまだ就職難が続いているという話を聞きます。
過去には引く手あまただった有名大学を卒業していてもなかなか思うような就職口が無い状況なのではないでしょうか。
そのような世の中の動きに逆行するようなこのニュース。
キーワードとなるのが「リケジョ」
各社が争ってでも手に入れたい「リケジョ」とは一体何なのでしょうか?
希少価値のある人材、リケジョ
「リケジョ」とは、文字通り
「理系の女子」
のことです。
2011年に茨城県の高校を卒業した女子学生の論文がアメリカの物理化学専門誌に掲載されたことでにわかに脚光を浴びつつあります。
科学分野の女性の参画は、政府の後押しもあり近年盛んになっており、理系分野を学ぶ女子学生の支援も行われています。
また民間の「リケジョ支援」も盛んです。
大手出版社はリケジョ向けの進路相談サイトを立ち上げており現在までに150名以上が登録、相互に情報のやりとりやサポート活動を行っています。
このような背景もあり科学の専門分野を身につけた女子学生が増加傾向にあるとのこと。
理系はもともと新卒採用の市場で価値が高いですが、特に理系に進む女子は全体の10~25%と少ないのが特徴であり、そのため非常に希少価値のある人材といえます。
加えてほとんどのリケジョが食品会社などを就職先として選択する傾向が強いため、コニカミノルタなどの電機メーカーにとってはリケジョの確保は自社の未来を大きく左右する問題です。
したがって先のニュースのように会社説明会を開催しリケジョ確保に乗り出しているのです。
なぜ男子ではなく、女子なのか?
理系の人材がほしいのであれば、男子でもいいのではないかと思います。
なぜ企業は女子を欲しがるのでしょうか?
前述した政府や民間の後押しによってリケジョの活躍の門が大きく開かれたという側面のほかに、
現代の女子は男社会に慣れている
とする専門家もいます。
いままで男性の独壇場だった理系という分野に男性にはない視点と行動で大きく貢献することの出来る女子に対しての期待もあると筆者は考えます。
「リケジョ」の今後の活躍を楽しみにしています。
なんや、「歴女」に続き、「リケジョ」が出てきたんか!
今後の活躍に期待やねぇ~