みなさんは、一年間で火災が多いのはいつかご存知でしょうか?
東京消防庁の発表によりますと24年度の火災件数は
- 一位 1月:545件
- 二位 2月:507件
- 三位 12月:490件
となっています。
10月から年末年始にかけてどんどん火災件数は増えていくんですね。
原因はもちろん暖房器具、ストーブなど火災につながりやすいものを使うことが多いというのもありますが、日本の「冬は乾燥」という気候も原因のひとつにあげられると思います。
なかなか防ぐことが難しい自然災害が多いなか「火災」は私たちが気をつけることで防ぐことができるものです。
せっかく設けられている「全国火災予防運動」。これを機に火災に対する意識を高めて火事をおこさないようにしたいですね。
全国火災予防運動(週間)について知ろう!
全国火災予防運動っていつ?
毎年、春と秋の二回実施されている
「火災予防運動」
1989 年以降、春は3月1日から3月7日、秋は11月9日から11月15日に行われています。
ちなみに春は「消防記念日(3月7日)を最終日とする一週間」秋は「119番の日(11月9日)を起点とする一週間」に設定されていますよ。
どんなことをするの?
この「全国火災予防運動」の目的はもちろん「火災予防思想の一層の普及」、つまり「火災が多発しやすい時期がくる前に火災予防の意識をしっかりと持ちましょう」と呼びかけひとりひとりの意識を高めることです。
ですので、消防庁を中心にさまざまな取り組みが行われます。
(目的)
- 住宅防火対策の推進
- 放火・連続放火火災防止対策の推進
- 特定防火対象物等における防火安全対策の徹底
- 製品火災の発生防止に向けた取り組みの対策
- 多数の観客等が参加する行事に対する火災予防指導等の徹底(総務省HP参照)
(取り組み)
- 避難訓練
- ファイヤーフェスティバル
- 一日消防署長 消防演習
- 防火についての講演・講義
- 消防相談
- お店などの防化対策の指導・徹底など
わたしたち個人ができる防火対策
ここまでは全国火災予防運動についてご紹介しましたが、なんといっても大切なのは
「私たちひとりひとりの意識」
です。
わたしたちは、ついつい
と思ってしまっていたり、
と思いつつもいつの間にか何の具体的な対策もせずに忘れさってしまうということが多いですよね。
でも、危険はいつもあなたと隣合わせなんです。
もちろん、私とも隣合わせです。
「一、二分、目を離してもまだ大丈夫」と思って火をつけっぱなしのコンロから離れていませんか?
「このやり方で火事になりかけたことはない」と安心してタバコの火の始末をおろそかにしていませんか?
「おじいちゃんやおばあちゃんもそろそろ火の始末が心配だなあ」と思いつつも何の対策もとっていない、という状況ではありませんか?
もしかしたら防げたかもしれない「火事」を起こしてしまった場合、後悔してもしきれません。
火災は大切な思い出やかけがえのないもの、そして命さえも奪ってしまいます。
焼けてしまったらもう二度と元には戻れません。「ああしとけば良かった」では遅いんです。
せっかく設けられている「火災予防運動(週間)」、人ごととは思わずにこの機会に火災対策に対する「自分の意識や取り組み」をしっかりと見直してみましょう。
「こうしてて良かった」という日は必ずやってきます。
意識ってほんと大事だよね。
火災ってぜんぜん身近に感じないけど、いざというときのためにしっかりとやっておこう!