記念日・国民の祝日

「○○○の日」って誰が決める?記念日だらけの10月10日

Written by すずき大和

本日10月10日は、何の日でしょう?

ハッピーマンデーができる前までは「体育の日」でした。

もともとは1964年に開催した東京オリンピックの開会式の日を記念して制定されました。

10と10を並べて目と眉毛の形に見立て「目の愛護デー」にもなっていると、昔小学校で教わりました。

他にも、1と0をくっつけて串ざしの丸い団子に見えるから「肉団子の日」とか、1010は千と十[とう]だから「銭湯の日」とか、“とと”と読んで魚→「釣りの日」とか・・・・・いろんな理由で様々な記念日が決められていました。

なんと今日は30以上の“記念日”が重なっています。

30はかなり多い方ですが、一年365日、どの日も少なくとも3つくらいは

「○○○の日」

になっているようです。

いったい日本にはいくつ記念日があるのでしょうか?

何か重要な出来事を記念した、本当の(?)記念日もありますが、多くが宣伝のために後から作られた記念日です。

そんなに次から次へと記念日ばっかり安易に増やしてもいいのでしょうか?

そもそも、記念日って勝手に誰でも作れるものなんですか?

日本の記念日制定についての法律みたいなものってあるのでしょうか?



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記念日は誰が決めてもいい

記念日の指定は自由です

記念日の決め方を定めた法律はありません。

どんな理由で誰がいつ、何の記念日を作っても自由です。

現在世の中に広く認知されているような記念日は、国や自治体など公的機関が法律によって制定したものもあれば、民間企業や団体が定めて宣伝しているものもあります。

ネットの話題などを見ていると、自然発生的に生まれた「○○○の日」というのがなんとなく定着してしまったものもあるようです。

でも広まるかどうかは別です

社会的に重大な出来事のあった日とか、カリスマ有名人の命日や誕生日が記念日化されたものは、何にもしなくても高い認知度があります。

一方で、いろんな理由で勝手に特定の日を「○○○の日」と決めても、それが広く認知されるようになるかどうかは、その後のプレゼンテーション次第です。

啓発や宣伝のために決めた記念日ならなおのこと、みんなに知ってもらわないと意味がありません。

記念日の認定をしている任意団体

記念日周知を目的に発足している団体

周知してもらうには、マスメディアを使うとか、ネットで話題にして情報拡散してもらうことが一番インパクトありそうですが、記念日を作った人が一人で働きかけるだけでは時間と共に廃れてしまうかもしれません。

記念日一覧をまとめて公開しているものがあれば、そこに載せてもらえると、「今日は何の日」的なうんちく提供の際に紹介してもらえる確率も上がります。

うんちくを探している人にとっても便利です。

また、自分が決めたい「○○○」の日が、既に誰かによって決められていないかどうかを確認したい場合も、記念日一覧があるとわかりやすくなりますね。

そんな発想からか、日本には記念日を認定してくれる任意団体が複数あります。

これらの団体に認定されないと、記念日としては認められない、ということはありませんが、一覧に加わっていると何かと便利そうです。

これから記念日を作りたい人は、ぜひそういう団体さんの公式認定も申請してみてください。

一般社団法人「日本記念日協会」

任意団体の中でも一番有名なのがこれのようです。

公式サイトを開けると、具体的になん日が何の日にあたっているのか、などの検索がしやすいアプリケーションも整備されていて、記念日についてのうんちくも細かく多彩に書いてあります。

2014年現在、登録されている記念日は400以上にのぼっています。

一般社団法人「日本記念日評議会」

こちらは比較的新しい団体です。

日本記念日協会が、官民の定めた記念日を集めて登録しているサイトであるのに対し、新たな記念日の審査・認定をしています。

公式認定制度について、「関連性・共益性・有効性という3つの基準から記念首を審査し、記念日制定者が、質の高い精査された「記念日」であることを証明できる制度です」と述べています。

「国際記念協会」

2014年にできたばかりの団体です。

こちらは個人の記念日も認定してくれ、記念品までくれるメニューも揃っています。

本当に大切にしたい大事な日を密かに自分の中で「○○○記念日」にしている人もいるでしょう。

そういう記念日に対する思い入れを改めて大切に考える「記念日の日」なんていう記念日もあるそうです。

日本人て、ほんと、記念日好きなんですね。

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筆者情報

すずき大和

調べもの大好き、文章書くことも人に説明することも好きなので、どんな仕事についても、気付くと情報のコーディネイトをする立場の仕事が回ってきました。好奇心とおせっかい心と、元来の細かい所が気になると追求してしまう性格をフルに発揮して、いろいろなジャンルのコラムを書いています。