一人暮らしで外食かコンビニ弁当、野菜が不足しているのはわかっているけど、料理をする時間もないし、野菜を買っても食べきれない。手にとった野菜ジュースのパッケージには香料に添加物の表記が。もっと安全で手軽に野菜を摂取する方法として、
「そう言えば青汁ってあったよな。」
人気の青汁。原材料はなに?
健康食品として、また、テレビのバラエティ番組の罰ゲームとして有名な青汁。見た目は濃い緑色の野菜ジュースです。もともとはケールというキャベツの遠い親戚のような野菜を絞ったものです。
ですが、罰ゲームで使われるように独特の青臭さがあります。最近は
- 大麦若葉
- 小松菜
- ヨモギ
を使い、味も幾分か改良されたようです。
青汁で野菜の不足は解消できるのか?
野菜は1日どれくらい食べればいいの?
野菜の目標摂取量は1日350gと言われています。(厚生労働省HPより)キャベツ一個の重さが平均1200グラム(食材の目安量 – レシピ大百科 – 味の素)と言われていますが、ならば4分の1よりちょっと大きめにカットしたキャベツを食べればいいのか、と言われると、答えは「ノー」です。
たくさんの種類を食べることが大切
野菜と言っても、ほうれん草のような青い葉の野菜、じゃがいものようなイモ類、キノコや海藻類もあります。厚生労働省では、これらの野菜をバランスよく食べることを奨励しています。家庭科の授業でも学びますし、栄養学の基本ですね。
青汁だけでは野菜の不足は解決できません。
野菜を食べる大切さを知っているからこそ、青汁を飲む。これは正しいです。ですが、緑黄色野菜(カボチャ、ニンジン、ほうれん草など)と淡色野菜(キャベツ、きゅうり、大根)のどちらも食べなければならないのに、濃い緑の青汁だけを飲んでも野菜の不足は解決できません。
上手に飲んで野菜の不足解消
では、青汁を飲んで、全く効果がないのか、というとそうではありません。
青汁はメインではなくサポート
青汁だけで野菜の不足を解消するのではなく、傷みやすいほうれん草や菊菜など、濃い緑の野菜の不足をカバーする、と捕らえてみましょう。
[野菜の摂取例]
- 朝→青汁とトマト
- 昼→社員食堂で里芋の煮物、ごぼうのきんぴら
- 夜→わかめたっぷりのみそしる(海藻)、カレー(にんじん、じゃがいも)
など。
フルーツも健康食
さらに、フルーツを積極的に食べることも野菜の不足解消の手助けになります。朝食時にグレープフルーツやキウイを半分に切ってスプーンで食べる、など気軽に食べられる方法はたくさんあります。さらに、おやつにドライフルーツを食べるのもいいですね。よくかんで食べるので、満腹感もあって、海外モデルの間でも人気です。
正しい青汁の選び方
野菜の不足解消のため、あまりおいしいとは言われていない青汁を飲むわけですから、少しでも栄養価の高いものを飲みたいですね。
青汁は野菜を加工したもの。
青汁はスティックタイプのパッケージに入った細粒を水に溶かして飲むスタイルが多いようです。製造方法は販売会社によって違いますが、中には加熱したものを粉末にしたものもあります。
加熱した段階で、青汁にたくさん含まれる酵素やビタミンB1やビタミンCなど、熱に弱い栄養素は壊れてしまいます。非加熱タイプでケールを加工した青汁がおすすめです。
青汁の原料であるケールが少ない。
飲みにくいことで定評のある青汁。飲みやすくするために、ケール以外の物がブレンドされていることがあります。
大麦若葉・小松菜・ヨモギなどの野菜から、緑茶、抹茶、甘味料や添加物などです。購入前に主原料をよく確認してから購入しましょう。
いかがでしたか?青汁はそれだけで栄養価も高く、健康にとても良い食品だと思います。ですが、それだけで野菜の不足を解決するのではなく、あくまでもサポートというポジションで。そして、購入前に加工法と主原料をよく確認しましょう。
青汁も最近は飲みやすくなったみたいで(昔をよく知らないけど)、案外飲んでみると大丈夫だったりするんだよね。ためしに続けてみよっかな~。