食事制限ダイエットはあまり効果がないというのが最近の傾向です。最近ではやはり運動せずにダイエットはできないという風に言われています。
食べ物が美味しくてつい食べすぎてしまう季節であり、寒くなってきて代謝が落ちる時期でもありますので、体重が気になっている人も多いのではありませんか?
そうした人はまず散歩から始めましょう。とはいえ、走り終わった後の充実感を味わえるジョギングとくらべて、散歩は地味で飽きてしまいそうなイメージ。
なのでまずは散歩が心身に与える良い影響を説明して散歩に対するモチベーションを上げてから、散歩を楽しくする3つのアイデアを紹介します。
散歩習慣のススメ
体だけでなく心にも良い
散歩は体を動かすことなので、ダイエットに効果があることは言うまでもありません。実は散歩は、心の安定にも効果があるのです。
その理由は幸福物質と言われるセロトニンが、散歩することによって脳内で分泌されるからです。なぜ散歩することによって脳内でセロトニンが分泌されるかというと、散歩というのは自然と一定のリズムで運動することになります。このリズム運動がセロトニンを出すきっかけとなるのです。
実際、散歩の精神安定に対する効果は広く認められており、うつ病の治療にも用いられています。うつ病はセロトニンの不足が原因のひとつとされているからです。セロトニンという幸福物質をもっと増やしたかったら、朝の散歩がおすすめです。なぜなら、日光もセロトニンを分泌させるきっかけになるからです。
雨の日も雪の日も、疲れていて続けられる
例えばジョギングでダイエットしようと決めていた場合、雨の日や雪の日は休んでしまいますよね。その一回の休みが、習慣の定着を妨げてしまうというのはよくあることです。
しかし、散歩ならば雨の日も雪の日も関係ありません。傘1つさしていけばしっかり歩くことができます。ついでにお気に入りの傘とレインブーツをそろえておけば、散歩のテンションはもっとあがるでしょう。
そして疲れていた日も散歩なら続けられます。頭脳労働でくたくたになったときに、散歩でだらだら歩いていると、頭でごちゃごちゃ考えるのを止めることができるのでリフレッシュになるのです。むしろいい考えが浮かびます。さらにセロトニンは睡眠を誘う脳内物質メラトニンに変わるので安眠にもつながります。
散歩を楽しくする3つのアイデア
一歩一歩を確認しながら歩く
「あ、今右足で地面を踏んだ」
という風に一歩一歩確かめてあるいてみてください。そうすることにより、動きながら瞑想状態になり、心地よくなってきます。
これは、ヴィパッサナー瞑想という瞑想の一種の手法です。ヴィパッサナー瞑想には、脳の動きを活性化する効果があるので、仕事前のリラックスタイムにぴったりです。リラックスしながら脳を活性化できるのですから。
考えずに思ったことをつぶやく
思ったことを口に出してはいけないのが大人の苦しいところ。だからウォーキングのときには思ったことを、どんどん喋ってストレス解消しましょう。もちろん、知り合いにあったら恥ずかしいので、知り合いの通らない道を散歩ルートとして確保しておきましょう。
ただしネガティブなワードが続く場合は要注意です。ちょっとくらいならネガティブなワードもOKなのですが、何分も続くようであれば、一度立ち止まって喋るのを止めましょう。そうすると、思考の方向性が変わるはずです。
リズムを刻んで歩く
散歩に出る前に自分の好きな音楽を聴いて、音楽にノッてから散歩に出ましょう。散歩中は音楽を聴かないほうが、リラックス効果が高いので散歩中は音楽は聴いてはいけません。
散歩前に音楽を聴いて、リズムにノッたら、今度はそのリズムで歩いていきましょう。最初はぎこちないかもしれませんが、だんだん考えなくてもリズムにノッて歩けるようになります。リズムにノッて歩くことにより、先述のように、セロトニンの分泌が促進されるので、より高いリラクス効果を得ることができます。
なんにせよ新しいことを続けるというのは大変なものです。特に運動となると時間も体力も必要だからなおさら。そこで今回は脳に直接効いてハッピーな気分を高める方法で散歩を継続できるコツを紹介しました。散歩は今日からでも始められます。3つのなかから自分に合うものを選んで、早速始めてみましょう。
散歩ほど気軽に始められて奥が深いものもないと思うんだよね。迷子にならないように注意だよ~。