8月生まれ 占星術・星座占い

8月生まれの星占い/古代から引き継ぐロマン。星の命名の話

Written by すずき大和

「星占い」ついつい気になる人たちに贈る、星と星座のウンチクです。生まれ星座の性格占いと共に、毎月、意外と知らない星のトリビアを紹介しています。

12種類ある誕生日の生まれ星座は、星座名は比較的有名です。

が、実際にどんな星の並びをしていて、天空のどの辺にあるのか、までよく知られている星座は、そんなに多くありません。

「オリオン座」
「北斗七星」

ならすぐ見つけられる人でも、

「かに座」
「天秤座」

なんていわれると、夜空を指さして「あれですよ」と教えられる人は少ないです。

8月のふたつの生まれ星座には、天文学に特に興味がない人も聞いたことがある有名な一等星がひとつずつ含まれています。

  • 春の大三角形の中のひとつ、乙女座の「スピカ」
  • ハリー・ポッターの登場人物の名前にもなっていた、獅子座の「レグルス」

一等星がある生まれ星座は5個しかありませんが、そのうちの2個です。見つけやすい星なので、星座全体図はわからなくても、夜空を見上げて

「あれが、私の星座の星ですよー」

と、自慢げに説明するのは比較的たやすくできそうです。



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8月生まれのあなたは何座?

ライオンと豊穣の女神

8月は、

  • 1日から22日までの生まれの人が「獅子座生まれ」
  • 23日から31日までの生まれの人が「乙女座生まれ」

になります。

獅子座は勇者ヘラクレスに退治された人喰いライオンの姿です。生前は悪い獣でしたが、太陽を守護とし、人々を守り・戦い・束ねる王者の気質の象徴になりました。

獅子座の人は、リーダーとしての能力に優れ、自信家です。ちょっと目立ちたがりで独善的な面がありますが、根は「人の役に立ちたい」という社会貢献精神旺盛な情熱の人です。

乙女座のいわれは複数あります。星占いに反映されているのは、ギリシャ神話由来の話で、大地の恵みを司る女神デメテル、もしくはその娘ペルセポネーの姿といわれています。

“ペルセポネーは冥界の王ハデスにさらわれて妻にされます。デメテルが王神ゼウスに抗議したため、ペルセポネーはオリンポスに帰されますが、掟に従い毎年4か月は冥界で暮らさないといけません。乙女座が空に昇らない4か月が、ペルセポネーが冥界にいる時です。大地の実りが途絶える「冬」の季節はこうして生まれました。”

乙女座生まれの人は、デメテルの性格が反映します。

きちんと仕事をこなす能力に優れ、理不尽なことを許さないデキル人です。が、冷静でよく気が付くので、他者のアラが見えやすく、ついダメ出しをしてしまうので、「神経質な人」といわれがちです。

すべての星には呼び名がある

星の名前

星座は、古代の人々が目立つ明るい星を線でつないで形作ったものです。つながれるのは、だいたい四等星くらいまでの星です。そんな目立つ星には昔から様々な名前が付けられてきました。

が、明るい市街地では見えない五等星・六等星や、望遠鏡でしか見えない星には、現在も固有名詞がない星が多いです。

16世紀に望遠鏡が発明されると、それまで見えなかった暗い星がたくさん発見されるようになりました。中世初めまでは、星座の星と惑星が書かれた星図(星表)で、事足りましたが、天文学の体系を整えるには、すべての星の明確な呼び名が必要になりました。

星座は星の住所の基準

膨大な星すべてに固有名詞をつけるのは大変です。つけても、名前と位置を全部覚られません。

そこで、どこにある星かすぐ判断できて、他の星と明確に区別できるように、1603年、すべての恒星に“住所表示”のようなものを付けることが考案されました。

「バイエル符号」

と呼ばれる星の命名法です。この時定められた星の呼び名は、多少修正されながら、現在まで引き継がれています。

具体的に説明すると、恒星には、その星がある星座の名と、星座の中でのだいたいの明るさの順番に、文字記号がふられていきました。一番明るい星が

“○○座α(アルファ)星”

です。以降β(ベータ)・γ(ガンマ)・・・と、ギリシャ文字でω(オメガ)まで付けられます。

αからμ(ミュー:12番目)くらいまでの明るめの星が、だいたいその星座を作る星です。

その後はラテン文字(アルファベット)を続ける決まりでしたが、現代ではギリシャ文字の次は番号で「○○座第**番星」と表記することが多いです。

今なおどんどん見えない星が発見され続けていますが、すべてに“住所“がつけられています。最近発見された星には、新たな命名法の記号で呼ばれます。

必ずしも合理的ではない符号ですが

レグルスやスピカも、

「獅子座α星」
「乙女座α星」

といったほうがかっこよく聞こえるかもしれません。

逆に、整理番号みたいで味気ないと思う人もいるでしょう。




昔は正確に星の明るさを測る技術がなく、等級も人の感覚で目検討でしたから、現在「0.56等星」など小数点以下まで等級がわかる時代になると、必ずしも明るさの順に記号化されていない星座も多いことがわかります。が、今でもバイエル符号は生きており、固有名詞で星を呼ぶことも学問上妨げてはいません。

天文学は人類最古の学問のひとつであり、そこには人類の長い歴史が詰まっています。星の呼び名が引き継がれているのは、そんな歴史のロマンを大事にしたい人々の心が反映されているのかもしれません。

まさケロンのひとこと

古代の人が見てた空、星がたくさん見えてすごい綺麗だったんだろうな〜と思うとタイムスリップしてみたくなった!

masakeron-love


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筆者情報

すずき大和

調べもの大好き、文章書くことも人に説明することも好きなので、どんな仕事についても、気付くと情報のコーディネイトをする立場の仕事が回ってきました。好奇心とおせっかい心と、元来の細かい所が気になると追求してしまう性格をフルに発揮して、いろいろなジャンルのコラムを書いています。