11月生まれ 占星術・星座占い

11月生まれの星占い/ギリシャ神話と宮沢賢治のさそり

Written by すずき大和


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星占いの大好きな人に贈る、星と星座のウンチク。

11月生まれのあなたに、生まれ星座別性格占いプラス、あまり知られていない星座にまつわる逸話をご紹介します。

一時期ブームだった「血液型占い」は、B型やAB型の人に対する偏見を社会に残しました。特にB型の人がいわれなく嫌われたり、人格を決めつけられる言葉に傷ついたりする例が未だに絶えません。

星座占いでも、「困ったちゃん」扱いされやすい生まれ星座があります。11月生まれの人は、比較的偏見を持って見られやすい傾向があるようです。



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11月生まれのあなたは何座?

11月1日~22日生まれの人は「さそり座」

ギリシャ神話によると、星座になったさそりは、尾の針で一刺しするだけで、人間を死に至らしめる、必殺猛毒さそりです。

狩の名人オリオンが、ちょっと傲慢に自慢話をしたため、大地の神の怒りをかい、神が遣わしたさそりに刺されてあっけなく死んでしまいます。神はさそりの功績を買って天に上げ、星座にしてあげました。

一刺し必殺のごとく、さそり座生まれの人は、12星座随一の一点集中力があります。こうと決めたら、粘り強く、逆境を跳ね返して目的を成し遂げるパワーを持ちます。

反面、その激しい性格は「0か100か」という、シンプルで極端な考え方をする傾向があります。冗談も通じにくく、負けず嫌いで執念深い、「ちょっと面倒くさいタイプの人」です。

11月23日~30日生まれの人は「射手座」

射手座は、上半身が人間・下半身が馬のケンタウルスが弓を射る姿をしています。

射手座イラスト


荒々しく野蛮な狩人タイプのケンタウルス種族の中では異色の、気高く優しく聡明なケンタウルス「ケイロン」は、不死身の身体を持ち、音楽・医術・予言の奥義を究めていました。洞窟に住み、師として多くの優秀な若者を育てました。

射手座生まれの人は、誰よりも好奇心が強く、行動力も素早く、論議好きで、文化や価値観の違いなどにこだわらず、国も人種も超えて、果敢に冒険する人です。切り替え(諦め)も早いので、ウジウジ悩むこともないポジティブ自由人です。

が、人の話はあまり聞かず、興味のないことは気にかけないので、知らず知らずのうちに周りからひんしゅくをかうことも多い、「究極の自己チュー人間」ともいえるタイプです。

殺人さそりは死の瞬間「良い虫」に昇華する

星座と性格占い

西洋占星術は、基本的に、生まれた日の太陽と惑星と月の位置から、運勢を読み解く占いです。紀元前3000~300年くらいの時代に、その時の太陽の位置にあった星座の名前が、生まれ星座となっています。

星座別性格占いの具体的な人柄は、星座の持つ神話等に影響されている部分が大半です。12種類もあって、全部覚えづらいので、血液型占いほど認識が広まっていませんが、星占いの相性を気にする人たちには、さそり座や射手座生まれの人は敬遠されやすいようです。

さそり座生まれの人は

“極端に激しい性格なので、何かと扱いづらい面倒くさい人”

という偏見を持って見られやすいです。

宮沢賢治のさそり座解釈

そんなギリシャ神話や性格占いを知ってか知らずか、かの宮沢賢治は、「銀河鉄道の夜」の中で、テーマに直結するメッセージを伝えるクライマックス・エピソードの前段に、さそり座の心臓の位置に輝く赤い星のいわれの話を創作しています。

法華経信者の賢治の作品は、「自己犠牲」精神を尊ぶ主題が多く盛り込まれています。さそり座の話も、毒さそりが死に際に、この世はすべての生き物の自己犠牲の連鎖の上に成り立っていること悟る話です。

いたちに捕食されそうになったさそりは、命からがら逃げますが、慌てて井戸に落ちてしまい、溺れます。最期を悟ったさそりは神様にこう祈ります。

「ああ、わたしはいままでいくつのものの命をとったかわからない、
そしてその私がこんどいたちにとられようとしたときは
あんなに一生けん命にげた。
それでもとうとうこんなになってしまった。」

「どうしてわたしはわたしのからだを
だまっていたちに呉(く)れてやらなかったろう。
そしたらいたちも一日生きのびたろうに。」

「どうか神さま。私の心をごらん下さい。
こんなにむなしく命をすてず
どうかこの次にはまことのみんなの幸(さいわい)のために
私のからだをおつかい下さい。」

神様はさそりの体を真っ赤な美しい火にして、空に上げます。さそりの体は今も燃えて夜の闇を照らしているのです。

さそり座星図線


さそり座の人は、さそりの心の美しさを持つ

さそりの火の話をするのは、小さな女の子です。彼女はその後、事故に合いますが、押し合いへし合い逃げ惑う人を押しのけて生き延びるより、全員が助からないのなら、自分は静かに死を受け入れるほうを選びます。

子供の頃読んでもよくわからなかったけれど、齢を重ねてから再び読むと、さそりの言葉は、いろいろ思うところ多く、深い話であると胸に染みます。

ギリシャ神話の続きにこのエピソードがあれば、さそり座の性格占いも変わったろうに・・・と思います。情熱的でも、もっと優しく思いやりある性格といわれたのではないでしょうか。

賢治のさそり座解釈は、さそり座生まれゆえに向けられる偏見に傷ついたことがある人たちのモヤモヤする気持ちをも昇華させるような気がします。

まさケロンのひとこと

熱い心を持ってるし、美しい心を持ってる。さそり、見直したぞ。

masakeron-love


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筆者情報

すずき大和

調べもの大好き、文章書くことも人に説明することも好きなので、どんな仕事についても、気付くと情報のコーディネイトをする立場の仕事が回ってきました。好奇心とおせっかい心と、元来の細かい所が気になると追求してしまう性格をフルに発揮して、いろいろなジャンルのコラムを書いています。