一種のカルト?気持ち悪い?NHKで放送された「居酒屋甲子園」がネットで大反響
居酒屋甲子園
というイベントが有ります。
簡単に説明すると全国にある居酒屋が競い合い順位を決めるもの。
居酒屋版甲子園なのですが、この様子がNHKで放送されるやいなや、ネット上で大反響を呼んでいるのです。
ポエム化が具体化したような大会の内容に賛否両論
まず居酒屋甲子園ときいてどのような大会をイメージしますか。
ユニークなメニュー
思わず舌鼓をうつような
- 美味しい料理
- 店員の接客
- おしゃれな内装
そういった特徴を参加店舗がアピールして優勝を争う、ほとんどの人がそういったイメージを持つことでしょう。
ところが放送された内容はそんなイメージからはほど遠い衝撃的な映像だったのです。
ときに涙を浮かべながら、絶叫に近い形で自らの思いを吐露する参加店舗の店員たち。
一般のイメージとはかけ離れたその光景はたしかに違和感を感じるものといえるでしょう。
また、これほど反響を呼んでいる背景として
ポエム化
が挙げられます。
マンションのキャッチコピーなどがことごとく、ポエムのようなスタイルになっていることをポエム化というそうです。
例えば、
前者はマンションのキャッチコピー、後者は大学のキャッチコピーです。
(両方とも筆者が考えてみました)
ポエム化はトレンドのようなもので特に問題視しているような風潮はありません。
過剰すぎてちょっと意味が伝わりにくいというデメリットは有りますが、ツイッターなどでもポエムっぽい投稿を見かけることがありますよね。
話を居酒屋甲子園に戻すと、否定派の意見としてポエム化がここまで進行してしまうと、逆に懸念を感じるというものがあります。
愛とか絆とかそういったきれいな言葉を並べればそれなりに聞こえのいいきれいなコメントが出来てしまうというのです。
そして感情をむき出しにして愛、絆、仲間、といった言葉を連呼する若者たちの様子に「洗脳」や「カルト」というイメージがダブってくるというのです。
実際の映像を見てみたが・・・
筆者は問題となっているNHKの放送を見ていません。
そこでネット上の過去の動画を視聴しました。
第4回居酒屋甲子園のダイジェストです。
率直な感想ですが、
感動しました!
働く人たちの熱い想いがとてもダイレクトに伝わってきたからです。
確かに愛とか絆とかいった言葉を連呼していますが、それゆえに彼ら、彼女らの仕事に対する真剣さが痛いほど共感できます。
筆者は居酒屋業界に関してはほとんど何も知りません。
おそらくアルバイトの若者たちのがんばりで成り立っているのだと思います。
時給も決して高い方ではないでしょうし、労働時間が長く、楽な仕事ではないでしょう。
でもそんな中で彼ら、彼女らは仕事にやりがいを見出している。
私たちはこの仕事を通して、こういったことをしたいんです。
真摯に仕事と向き合う姿勢に涙が出そうになりました。
そこに「洗脳」やら「カルト」などといった要素を見いだせなかったのは筆者だけでしょうか。
ポエム化と言った問題とも切り離すべきです。
本来
- 愛
- 絆
- 仲間
といった言葉は素晴らしい意味と響きを持っています。
私見ですが、もっと使うべき言葉だと思います。
それを連呼することに問題はないと、いやむしろ推奨します。
そもそも前述しましたがポエム化なんてトレンドです。
いまの流行なんですよ。
無意味であれば廃れていくし、そうでなければさらに進化し洗練されていきます。
「ナウなヤングにバカ受け」
今でこそ失笑するしか無い死語だらけのキャッチコピーですが、これが宣伝文句として立派に通用した時代があったのですから、トレンドなんてこんなものです。
居酒屋にかぎらず頑張っている若者、いや若者だけではなくすべての人にエールを送りたいと思います。
まさケロンも、ダイジェスト動画見たけど・・・
すごい迫力やった!みんな自分の思いを叫んで、凄い心に響いたわ