知人に旅好きの女性がいます。
旅好きと言っても、国内ではなく海外。
それも、ツアーで観光地をまわる海外旅行ではなく、低予算で地元の住人と出会うことを目的にして旅するバックパッカーなんです。
世界を旅する彼女が一番好きなのは、先住民族。
その人たちに触れ合うために、たった一人で出かけるわけです!
中でも、彼女から聞いたダニ族の話にはカルチャーショックを受けました。
ダニ族とは
ダニ族のいるところ
場所は地球上で二番目に大きい島、ニューギニア島。
ニュ-ギニアの奥地のワメナというところにダニ族は居るそうです。
男性の特徴
男性は『コテカ』というペニスケースをつけています(ああ、アレですね!)。
女性の特徴
女性の衣装は腰につける『サリー』と『ヨカール』と呼ばれている物。
このヨカールというものは、内側は糸をよっただけの紐で、外側は木の皮とランの茎で作った組紐。
使う道具は手だけで、作るのに三ヶ月を要する手のこんだ物。
男性が女性に贈る結納品なんだそうです。
一夫多妻ですから、男性の作ったヨカールの長さで愛の深さを比べたり、嫉妬が渦巻いたりするのでしょうか?
昔あった葬儀後の風習
ダニ族で興味深いのが、葬儀の後。
女性は指を一関節ずつ石斧で切り落とすという習慣があったこと。
痛みで、悲しみをまぎらわすためだったそうです。
愛するものを亡くした悲しみより、指を切断する痛みを選んだのですね・・・。
今はこの風習は無いようです。
ダニ族とバックパッカーの女性
豚はダニ族にとって貴重な存在
そのような場所に一人で出かけたバックパッカーの彼女には、歓迎の踊りとご馳走が振舞われたそうです。
踊りはともかく、ご馳走は豚です。
日本に居る時のように、スライスされた豚肉が出てくるわけもなく。
元気だった豚が食べられる状態になるまで、最初から最後までを見届けなければならない歓迎の宴。
でも、ダニ族の皆さんにとっては、豚を何頭もっているかで地位が決まるほど、豚は貴重な存在。
普段はサツマイモを主食としている彼らが、大事なブタを丸焼きにするのは、大変な歓迎なんでしょうね。
未開地の地も今や観光地化?
って彼女。
えええ?!お金払って?英語でお話?
今は、未開の地ではなく、訪れる人も多くなっていて、ある程度観光地化しているのかもしれませんね。
先住民族好きの彼女からしたら、それは歓迎すべきことではないのかもしれません。
そんなバックパッカーの彼女は、今も未開の先住民族を求めて旅に出ています!
今度は私にどんなカルチャーショックをお土産に持ってきてくれるのか、楽しみでなりません。
バックパッカーかぁ~
いっぺん身一つで海外旅行いってみたいな!
世界は広いからぎょうさんカルチャーショックうけるやろう