株式会社サーチフィールドが人狼を採用試験に導入
人狼ゲームって何?
2014年、
「人狼ゲームを採用試験に導入する」
というニュースが飛び込んできました。
このユニークな取り組みを行うのは株式会社サーチフィールドという会社。
2015年新卒を対象に行うようです。
ゲームを採用試験に導入するとはユニークな取組だとは思いますが、筆者は人狼ゲームというものがどういうものか知りません。
テレビ番組から火がついた心理ゲームらしいのですが、普段ほとんどテレビを見ない筆者にとってどのようなゲームなのかイメージできません。
こんな無知な筆者のために、また筆者と同じように人狼ゲームを知らない人たちのためにここで人狼ゲームを簡単に説明してみます。
細かいルールはあるのですが、
『参加者が村人と人狼に別れて会話や質問を元に人狼を暴くゲーム』
だとのこと。
- 早く人狼を見つけないと村人は食い殺されてしまい、村人が全員犠牲になったら人狼の勝ち
- 人狼をすべて見つけることができたら村人の勝ち
というゲームです。
グループディスカッションの一環に
サーチフィールドは「グループディスカッション」に代わるものとして人狼ゲームを導入した意向のようです。
従来のグループディスカッションといえば、参加者である大学生同士がテーマにそって議論を行うという形のものでした。
これでは「緊張して本来の能力が十分発揮できない」というデメリットがありました。
これを人狼ゲームに置き換えることにより、「リラックスした雰囲気」を作り出すことができます。
また心理戦なので知らないうちに参加者の考え方や性癖が表に出ることになるため、会社サイドとしてもメリットは大きく、単なる話題作りのための導入ではないことがうかがえます。
生き残ったら採用なの?
生き残ることができたら採用なのでしょうか?
発表では明らかにされていませんが、おそらく勝敗と採用は関係がないでしょう。
人狼を導入した意図は?
ソーシャルゲームの会社
このユニークな施策を打ち出したサーチフィールドという会社は、ソーシャルゲームのイラスト作成をメイン業務としている会社です。
ですから一般の企業よりはこのようなユニークな発想がしやすい土壌があったのでしょう。
ゲーム関連の業務を行っているということからも柔軟なアイデアが出やすい社風だったのかもしれません。
既存社員とのコミュニケーション
この人狼ゲームには「社員も参加」します。
実際に働いている社員とコミュニケーションを取ることで大学生にもメリットが有ります。
社風や会社の雰囲気など、実際に就職してみないと見えてこない部分が事前に確認できるからです。
採用が決まった後、転属先の上司が人狼ゲームで「人狼」役だった、なんてちょっとしたサプライズも期待できます。
こういった柔軟な採用選考方法をとる企業が増えていくといいですね。
変わった採用試験やなぁ~。逆に緊張しそうな感じやけど、実際に働いている社員の人とコミュニケーションをとれるのはありがたいな!