24時間獣医師が待機
日本初の施設
イオングループのペット関連企業イオンペットが6月下旬に
犬用の介護施設
をオープン予定です。
これまで個人が運営する同様の施設はいくつか存在しましたが、企業が参入したのは初めてです。
日本初となる犬用介護施設は千葉県美浜区にある大型ショッピングモール内に開設され、まずは20頭を預かるそうです。
設備は大変豪華なもので
毎時間の室内温度チェックや、飼い主がペットの様子を確認するためのウエブカメラまで備えています。
最終的には全国規模のサービスとして展開する予定だそうです。
月平均10万円
施設利用の値段は犬の大きさや種類によって異なりますが、平均して
月10万ぐらい
になるだろうとのことです。
人間の介護施設よりも若干安めの価格といえます。
改正 動物愛護管理法
ペットの面倒は死ぬまでを義務化
2013年9月に
改正 動物愛護管理法
が施行され、
今回の「イオンペット」が犬用介護施設をオープンすることになった背景にはペットの高齢化があります。
「イオンペット」は日本最大のペット企業といわれています。
170の店舗と59の動物病院を有しているのです。
成田空港にあるペットホテル
ペットイン成田エアポート
も「イオンペット」の経営です。
これまでのペット事業の経験からペットの高齢化がこれからの課題であるとイオンペットは感じたそうです。
生活環境と医療環境が向上したことでペットは昔に比べて長生きをするようになりました。
そのような背景から、飼い主自体が高齢になりペットの世話が難しくなってくるという問題が起きています。
人も犬も歳をとる。
飼い主自身が高齢になると毎日の散歩がとても大きな負担となってきます。
また、飼い主が入院してしまったり、介護施設に入居しなければならない事態も想定されます。
犬用の介護施設はユニークさだけをねらったものではなく、深刻なペット事情から今後ニーズが高まってくる可能性のある事業なのです。
ペットの面倒は最後まで飼い主がみなければならないことは当然であり、そのことは飼い主が一番よく理解していると思います。
しかしながらこれまで述べてきたような事情で世話ができなくなったときには犬用介護施設の重要さがあらためて感じられることでしょう。
犬も人と同じで、年老いていくからなぁ~
人ほどやないけど、犬を介護するのも大変やで!
せやから、介護施設にあずけるのもひとつの手段ではあるな。